特権愛犬僕、番犬 。-JM-

17 ページ17

・









JM「そうと決まればほら、早く風呂行ってきて」






ほらほら、と言わんばかりに私をソファから引っぺがそうとするジミンくん。





しっぽが見えてんのは私だけみたい。









・






・









JM「ヌナ〜？ここにバスタオルおいとくからね〜」





「あ、ごめん！ありがと！」









いい子だな〜、と








湯船に浸かりながらしみじみ思う。









だって、自分で言うのもあれだけど、









こんな出会って間もない女をご近所とはいえ普通にお家に招いてくれるんだもん。









おまけにかっこよくて、気が利いて、料理もできる。








笑顔もかわいいし









きっと、ジミンくんの彼女になった子は幸せなんだろうな〜なんて。









ってか、ジミンくんって彼女いんのかな…









なんかちょっと、



やだな。









っておい、何考えてんの私！！！






ジミンくんはあくまでも犬、犬だよ？









…いや、人間なんだけれども。









いや、でも冷静に考えたらそうだよね。









かっこよくて、気が利いて、料理もできるTHE・完璧男子ジミンくんのことを、





世の中の女共がほっとくわけがないじゃんか。









あーーもう、考えれば考えるほどわっかんない！！！！！









お風呂からあがったら、いっぱいわがまま言ってやろ、






そんで忘れちゃおう、うん









そうしよう

18→←16

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す