【d!】悪徳令嬢の執事になったのか…？

22.最大ヒント出てきますよ(確か) ページ23

sr「A！戻っていましたのね」
「えぇ。つい先程…それで…」

ソーラお嬢様の執務室に向かうと、俺の代わりにソーラお嬢様についてくれていたショッピと共に出迎えて下さいました。
ちなみにアーサーは我先に俺の部屋に戻っていきました。欠伸してたので、多分、お昼寝するんだと思います。

sr「して、彼は…？」
「あぁ、β国から保護した隊長さんです」
sr「隊長さんて…貴方、名前を聞いていないのね」
「いえ、聞きましたけど、β国での認識番号しか答えてくれなくて…だから、隊長さんです」
sr「安易すぎるわ…」
隊長「えっと、初めまして…」
sr「コホンっ…失礼いたしましたわ。私、(一応)この国の総統様と婚約をしている、ソーラ・アードルと申します。以後、お見知りおきを…」
隊長「アードル…？アードルって、あにょ…あの無敗の騎士？！！」
「(噛んだ…)」
sr「(噛みましたわね)」
sh,sp「(噛みよった…)」
隊長「(やっちまった…)えっと！どうゆう関係なのかお伺いしても…？」
sr「そこのAは私の執事ですの」
隊長「執事さんかぁ…執事！？！え、君、執事なの？！！(え、執事に負けたの？！でも、彼の実力は本物だったし…)」
「アードル家の執事たるもの、これくらい出来なくてどうします？」
sp「そのフレーズ久々に聞きましたわ」

隊長さんが驚いている間に、β国であったことや先程決めた事をソーラお嬢様とショッピに伝えました。

sr「…分かりましたわ。しかし、Aが主である私の指示を仰ぐことなく決めたのは許し難い事ですわ」
「…言うようになりましたね、ソーラお嬢様」
sr「Aの躾の賜物でなくて？」
「そうですね」
sp「ソーラ様、アレ伝えんくてええんですか？」
sr「あ、そうですわ」

ショッピの言葉に何かを思い出したのか、ソーラお嬢様がゾムとの事を話し始めました。

sh「はぁ？！ゾムがソーラ様の事を邪険にしたん？！！」
「おやおや…それは…」
sp「俺も最初は混乱でもしとるんかと思ったんすけど、A先輩のこと迎えに行くって、騒がんかったから、もしかしたら、A先輩の事を忘れてるんやないかって…」
sh「そういや、そうやな…あん時いの一番に立候補しそうやったのにせんかったな…」

これは、不味い状況なのでは…？本当に修正力が働いているとしたら…他の方もなにかの拍子に忘れることがあるって事ですよね。

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