【d!】悪徳令嬢の執事となりまして

1.あれから数年後 ページ5

あ、どうもチッスチッス！この物語の主人公、ルート君だよ！あっ、ごめんって、石なげんといて！！
いやぁ、あの衝撃の1日から数年経ちましたよ。俺も立派な10歳児！流石に話し方もやはり変わりますねぇ〜…
色んなことがありました…ソーラお嬢様を叱ったり、ソーラお嬢様を咎めたり、勉強したり…そうそう、家事から暗殺まで全部学んで習得しましたよ！某漫画の悪魔で執事な彼と同等まではいかないけど、それなりになんでも出来るようになったんですよ！
あ、そう言えば、新しく2人ほどアードル家に来たんですよ。
そう！メインキャラのゾムニキと隠しキャラのショッピ君が！簡単に話しますと、ゾムニキは、

当主「ルート、ソーラが新しく執事が欲しいと…」
「は？まぁた、それを頷いたんですか？！」
当主「う、うむ…久々のお強請りだったから…」
「アホですか、旦那様」

ちなみに俺のこの口調普通の貴族相手だったら打首ものですが、旦那様達はコレでいいと言うので、結構乱暴なんです。流石にTPOは弁えますが。

「久々のお強請りだからって容認してたらキリがないって何度申し上げれば…って、危ないなぁ、君ぃ！(って、メイン攻略キャラのゾムニキじゃないですか！確か、孤児でアードル家に最初は仕えてたって…なるほど)」
zm「！！」
「こんなに血の気が多い執事いませんよ」
当主「(君も喧嘩っぱやいよね？)孤児の様でな、路頭に迷ってたんだ」
「…拾ってきてしまったなら仕方ないですね。次は無いですよ！とりあえず、お前は風呂入れ！汚い！その姿でソーラお嬢様には合わせられん！」
zm「いきなり連れてきてなんやお前！」
「五月蝿い五月蝿い。弱者は強者の言うことを聞くのがルールなんだよォ」
zm「いってぇ！」
「ん？怪我してんですか。治療もしてあげますからとりあえず風呂入れ！」

こんな感じでアホな旦那様がソーラお嬢様の我儘聞いちゃって連れてきたんですよね…ちゃんと、ソーラお嬢様は命の大切さと人を雇うという事を教え込みましたよ。
さて、ゾムニキですが、路頭に迷ってたっていうか、路頭で孤高の反逆児してたみたいで喧嘩っぱやくて、直ぐ攻撃しようとするので何度も床に這いつくばって貰いました(てへぺろ)そしたら、あら不思議…

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