0.始まりは突然に ページ4
「今の現状で貴方達が亡くなった後、ソーラお嬢様に着いていく者がおりますか?!!アードル家を終わらせたいのですか、旦那様、奥様。いいですか、真の上の者と言うのは、自分の身を削ってもついて行きたい、願いを叶えたいと思わせる人なんです」」
ー自分でも何言ってるのか分からないが…子供の戯言と取るか、親身になるか…さぁ、どちらだー
父親「…お前達もそう思っているのか」
mb「えっと…」
父親「正直に言って欲しい」
mb「…確かにお嬢様は我儘が過ぎます。それを甘やかす旦那様方も…」
mb「我々は旦那様にお仕えしておりますが、行く行くはお嬢にも仕える事となりましょう。このまま、お嬢様に仕えたいとはとても…」
「上の者が間違えてたととき、律するのも下の務め。それを否定せず受け入れ、律するのが上の務め…良い主従関係とはそうあるべきではないでしょうか」
父親「うむ…A達の言う通り、私たちはソーラを甘やかし過ぎたのやもしれぬな」
母親「あなた!」
父親「考えてみてくれ…私たちはがソーラを叱った時はあったか?」
母親「…いえ…」
父親「このまま、Aに諭されずソーラが育った事を考えてみろ。我儘勝手気侭にアードル家の当主となった後を」
母親「!!」
父親「ついて行く者は居らず、ソーラは1人になってしまう…」
ー案外、物分りのいい両親だな、おい…
ソーラお嬢様は1人になるというか、良くて国外追放なんだよなぁ…ー
母親「ごめんなさいね、A。そして、皆も…」
父親「当主として、親として、我々が間違っていた、すまない」
mb「い、いえ!」
mb「頭をお上げください!」
ーさて、両親はいいとして、次は泣き続けるお嬢様か…ー
「ソーラお嬢様。言い方は悪かったかもしれませんが、今のお嬢様に当主としての魅力がないのは事実なんです」
sr「うっ…」
「今ならまだ間に合います。俺と一緒に学んでいきましょう?」
sr「ぅ゛ん」
「いい子ですね」
母親「あなた…」
父親「うむ…A、そなたにソーラの教育係もお願いしたい」
「えっ…」
父親「私たちも助力するが、親バカなのは分かっているからな…」
母親「また甘やかしたりしそうで…小さな貴方に任せるのは間違っているかも知れませんが…」
「…わかりました。旦那様共々、間違っていたら全力で律しましょう。代わりに、この命尽きるまでアードル家にお仕え致します」
ーふぅ…とりあえず、首の皮一枚繋がったかな…ー
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クロハ(プロフ) - 悪徳ではなく悪役なのでは… (2019年12月6日 3時) (レス) id: c9e8aa9aaa (このIDを非表示/違反報告)
まな - 3 おやすみなさいませ のところで夢主がtntn さんに目の下の隈が酷いと言っていますが、tntnさんが被り物をしているなら目の下の隈は見えないのでは… ?細かくてすいません、少し気になったもので…。私的には設定とか面白くて好きな小説です。応援してます! (2019年10月22日 21時) (レス) id: 11e19d29ae (このIDを非表示/違反報告)
名無し - まさか執事側とは…(自分は執事が攻め派) あと塾水となっていますが熟睡では…? (2019年9月9日 1時) (レス) id: f1451596cc (このIDを非表示/違反報告)
まーぶる(プロフ) - やっぱ、神作者様って凄いっすね……尊敬します!! (2019年9月1日 0時) (レス) id: 202e147d3a (このIDを非表示/違反報告)
自宅警備員 - リクエストありがとうございます。めっちゃ嬉しいですー。全然大丈夫です。面白かったです。 (2019年8月30日 13時) (レス) id: 124b1853e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:飛鳥 | 作成日時:2019年8月2日 0時