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5.模擬戦ーツーマンセルとー ページ24

Aは万年筆をショッピ目掛け投げるとそれは綺麗に頬を掠めて行った。

sp「ゲッ…」
「駄目ですよ、ショッピ。銃で援護するなら、一手先を読んで発砲しなければ」

いつの間にかゾムを交わして間合いを詰めていたAはショッピの前に立ち手刀を入れると銃を落とさせた。が、ショッピは足払いをかけると瞬時にナイフに持ち替え斬り掛かる。

「おぉ…」

足払いをかけられたAは体制を崩した為、立て直そうと手をつくがそこを見逃すゾムではなく、体制を低くしたゾムが間合いを詰めてきていた。

zm「終わりや…!」

手にもつナイフをふり抜くが、手応えはなく空を斬った。

zm「嘘やろ…」
「はい、終わりですね」

いつの間にゾムの後ろに立っていたのか、ゾムにナイフをショッピには先程落とした銃を向けていた。

sh「え、今何が起こったん…?」
kn「…あの執事、何者や…」
tn「はぇ…体制を崩したと見せかけてショッピ君を蹴り飛ばして、その勢いでゾムの頭に手をついて後に回ったんか」
gr「終わりか?」
sr「…いえ、まだですわ」

ソーラの言う通りまだ勝負は終わっていなかった。ゾムが両手を上げると見せかけそのまま勢いをつけて床に両手をつき、逆立ちの要領でAが持つ銃を蹴り飛ばしたのだ。

zm「試合続行や」
「それでこそ…」

Aはバク転でゾム、ショッピから距離を取ると同時にソーラの元に来た。

sr「あら、逃げてきたのかしら?」
「まさか。ただ…」

ソーラたちの正面にいる兵士の軍団を気にするAにその場にいる面々は不思議に思った。

「いえ(ゾムやショッピ君の殺気に混じって…ソーラお嬢様狙いかと思いましたがグルッペン様のようですね…行動に移すようではないのでとりあえずほっときますか)少し確認を」
sr「そう。それより、A。ゾムが狙ってきてるわよ」
「範囲が決められてないのも考えようですね。失礼致します」

ゾムがAを追って投げてきていたナイフを視野に入れるとソーラの持っていた護身用の銃を拝借して的確に弾き落とした。

「ソーラお嬢様たちに当たったらどうするんですか…全く…」
sp「当てさせてくれないくせに何言ってるんすか」
「今度はショッピが前衛ですか?」
sp「さぁ?」

近くにグルッペンらが居るのにも関わらず攻撃を仕掛けてくるショッピを流しながらグルッペンらから離れる。

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クロハ(プロフ) - 悪徳ではなく悪役なのでは… (2019年12月6日 3時) (レス) id: c9e8aa9aaa (このIDを非表示/違反報告)
まな - 3 おやすみなさいませ のところで夢主がtntn さんに目の下の隈が酷いと言っていますが、tntnさんが被り物をしているなら目の下の隈は見えないのでは… ?細かくてすいません、少し気になったもので…。私的には設定とか面白くて好きな小説です。応援してます! (2019年10月22日 21時) (レス) id: 11e19d29ae (このIDを非表示/違反報告)
名無し - まさか執事側とは…(自分は執事が攻め派) あと塾水となっていますが熟睡では…? (2019年9月9日 1時) (レス) id: f1451596cc (このIDを非表示/違反報告)
まーぶる(プロフ) - やっぱ、神作者様って凄いっすね……尊敬します!! (2019年9月1日 0時) (レス) id: 202e147d3a (このIDを非表示/違反報告)
自宅警備員 - リクエストありがとうございます。めっちゃ嬉しいですー。全然大丈夫です。面白かったです。 (2019年8月30日 13時) (レス) id: 124b1853e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:飛鳥 | 作成日時:2019年8月2日 0時

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