1.1出会い(gr,tn,em) ページ43
ut「あっぶなぁ…」
zm「助かったわ、妖狐、覚」
？「がばったな、エーミールよ」
em「来たんですか、酒呑童子…」
？「こんな面白そうな奴ら相手にお山の大将してる訳にいかんやろ」
八咫烏の後ろからとつじょ酒呑童子が現れ、もう一撃を入れようとしていたゾムは瞬時に下がった。
ni「本命の登場ってわけ…」
「？」
si「気ぃ引き締めんとやられるで…」
ni「桜、作戦変更や。俺と覚と鴆から離れるなよ」
「う、ん…」
兄さんの指示に返答するもAは酒呑童子を食い入るように見つめる。酒呑童子が現れると同時に茨木童子、八咫烏に間合いを詰めていた面々はAを守るように下がった。
ut「力が違いすぎると思うんやけど…」
rb「言われんでも、みんなわかっとるわ…」
sh「妖狐の力で何とかならんの？」
ut「無理に決まっとるやろ！」
sh「はぁ、つっかえ」
zm「どうしたん、桜」
「え、」
zm「どっか怪我したん？どっか痛いん？」
ポロポロと涙を流すAに気付いたゾムが心配するようにAの顔を覗き込んだ。
「わかんない…けど、なんか…」
os「怖いん？大丈夫やで、桜」
ni「……」
ht「こっから、どうする？」
ni「……」
ht「兄さん？」
ni「…(未来が見えるってのも嫌やなぁ…)」
兄さんには何が見えているのか…静かに目を閉じると何かを決意したように顔を上げた。
ni《みんな、そこから何があっても動こんでな》
ni「酒呑童子、あんたは何故戦う？」
？「面白いことを聞くな、八百比丘尼」
ni「知ってるんや、俺の事」
？「妖怪の間では有名だゾ。で、なぜ戦うだったか…？答えは至って簡単だ。俺より強い者を求めているからだ」
ni「そうか…なら、俺と殺り合おうや」
ht「ちょ、兄さん！」
言葉と同時に酒呑童子の元へ駆け出す兄さん。一同は一瞬何が起きたか状況を理解出来ず動きを止めたが、瞬時に切り替え駆け出す兄さんを止めようと手を伸ばしたがそれは間に合わず、兄さんは酒呑童子に斬りかかった。
？「酒呑童子！」 em「酒呑童子さん！」
「っ！牛鬼、座敷童子、煙々羅、妖狐、覚！！」
sh「了解！」
ut「支援向きなんやけどなぁ…」
rb「働けや、妖狐！」
os「桜頼むで、付喪神、鴆」
zm「んふふ、楽しくなりそうやなぁ」
斬り掛かる兄さんを止めようと茨木童子、八咫烏が動こうとすると同時にAは指示を出した。
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氷水(プロフ) - コメント失礼します。世界観がとっても好きです！体調に気をつけつつ更新頑張ってください！ (2019年8月17日 1時) (
レス) id: 4858e75997 (このIDを非表示/違反報告)
樂-らく-(プロフ) - 妖怪パロ大好きやから嬉しいです！これからも更新頑張って下さい！ (2019年7月31日 21時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥(プロフ) - Kukuroさん» コメントありがとうございます！妖怪パロら前々からやりたくて…お気に入りもありがとうございますぅぅう！（土下座）亀更新ですが、最後までよろしくお願いします。 (2019年7月21日 1時) (レス) id: 4a55d8e40d (このIDを非表示/違反報告)
Kukuro(プロフ) - はじめまして！初コメ書かせていただきます！ 妖怪パロないかなぁ〜と探していましたら飛鳥さんの小説が目に入って見てみたらすっごいよくて即座にお気に入りにさせてもらいました！次の話しが楽しみです！頑張ってください！！ (2019年7月16日 1時) (レス) id: bd15d20424 (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥(プロフ) - 罪ノ姫さん» はじめまして！コメント＆お気に入りありがとうございます。私もこんなの読みたいなァ感覚で作っているので、着地点不確定のままなので完結まで行けるかが心配で…最後までお付き合い頂けると幸いです。 (2019年7月12日 23時) (レス) id: 4a55d8e40d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飛鳥 | 作成日時：2019年7月9日 20時
