1.1 出会い(zm) ページ4
とある山に住んでいる牛鬼の話をしようか。
『こんな強いとは聞いてないぞ！』
『命だけは…ギャアアアアア！！』
『お前が牛鬼とやらか！俺の配下に…なっ？！！俺の腕がぁぁあ！！』
z「なんや、最近の人間も妖怪も大したことあらへんなぁ…」
自身の獲物である小刀を扱いながら、先程倒したのであろう人と妖怪の塊を蹴り飛ばした。
z「あー…おもんな…頭を生かしとけば良かったなぁ…まだアイツのが楽しめたわ…」
牛鬼には人で言う成人を過ぎると一族の誰かしらと戦い、勝者が弱者を喰らうという習性がある。この山に住む牛鬼一族は複数いたが、全部このゾムに喰われた。その噂は妖怪の間に広がり、この牛鬼を倒せれば最強になれると信じてやまない一部の妖怪達は山に足を運ぶ。そして、そんな牛鬼と妖怪達に恐怖する山の麓の村民は討伐隊を何度も組むが敗退の連続。
村人「村長…もう無理だぁ…また全員殺.されただよ…」
村長「依頼料は馬鹿にならんと思うが、都に使者を出すしかないか…」
村長の一言で村民たちは少しずつお金を貯め始め、都に使者を送った。その間にも山に足を運ぶ妖怪は後を経たたない。
陰陽師「初めまして、都から遣わされた者です」
村長「来てくれただか！あの山ですだ！」
陰陽師「お話は使者の方から聞きました。弟子達と共に山に入ります。皆様は危ないですから、山に入らぬよう」
やっと貯めたお金で都に住む陰陽師に依頼をすることができ、恐怖する毎日が終わると村民達は安堵した。
陰陽師「貴様がこの山に蔓延る悪鬼か」
z「なんやお前ら。みいへん顔やな」
陰陽師「この山から去ってもらおう」
z「っ！？なんやこれ…」
陰陽師達が何かを唱えると牛鬼の動きを一瞬封じられたが、牛鬼は己の力で術を跳ね返した。
z「チッ…陰陽師か…」
弟子「なっ？！師匠の術でも…！！」
陰陽師「慌てるでない。珍しい風属性か…ならば…」
z「くっそ…」
牛鬼が風属性と分かるといなや、陰陽師は金属性であろう術を使いだした。
z「っっっっっ！！」
致命傷とはいかないが、それなりに重症まで追いやると、牛鬼は逃げ出した。
弟子「待て！！」
陰陽師「追わなくていい。今のうちに結界を張ってしまおう」
弟子「はい」
陰陽師たちは山を囲む結界を張ると共に山を下りた。
一方、牛鬼は住処に戻ることも出来ず、色んな山を転々とすることになる。
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氷水(プロフ) - コメント失礼します。世界観がとっても好きです！体調に気をつけつつ更新頑張ってください！ (2019年8月17日 1時) (
レス) id: 4858e75997 (このIDを非表示/違反報告)
樂-らく-(プロフ) - 妖怪パロ大好きやから嬉しいです！これからも更新頑張って下さい！ (2019年7月31日 21時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥(プロフ) - Kukuroさん» コメントありがとうございます！妖怪パロら前々からやりたくて…お気に入りもありがとうございますぅぅう！（土下座）亀更新ですが、最後までよろしくお願いします。 (2019年7月21日 1時) (レス) id: 4a55d8e40d (このIDを非表示/違反報告)
Kukuro(プロフ) - はじめまして！初コメ書かせていただきます！ 妖怪パロないかなぁ〜と探していましたら飛鳥さんの小説が目に入って見てみたらすっごいよくて即座にお気に入りにさせてもらいました！次の話しが楽しみです！頑張ってください！！ (2019年7月16日 1時) (レス) id: bd15d20424 (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥(プロフ) - 罪ノ姫さん» はじめまして！コメント＆お気に入りありがとうございます。私もこんなの読みたいなァ感覚で作っているので、着地点不確定のままなので完結まで行けるかが心配で…最後までお付き合い頂けると幸いです。 (2019年7月12日 23時) (レス) id: 4a55d8e40d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飛鳥 | 作成日時：2019年7月9日 20時
