【ヒューマンバグ大学】 『美しい華にも毒があるみたいで。』

■"EP.61 ページ15

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私の名前は東雲A


天羽組で、一幹部として担っている極道だ






私が所属する天羽組には、意味のわからない奴らしかいないと思ってる



紫色した悪魔はいるし、異様に真っ赤な変な服を着た剣の達人はいるし毎回星占いは何位か見てそれで今日の行動決める奴もいる


ぁ、女の私より可愛い男の子もいるし、目玉を焼いてこれがホントの目玉焼き〜！とか言って喜んでる奴もいる




後、会う度にAは俺を騙さない女の子だね、そういうところ俺は好きだよ。今度ご飯行こうかとか言ってくる奴もいる
本当はめっちゃ優しいこと私は知ってるけど、それ言ったら抱きつかれそうだから黙っておくけど。







んで、極めつけは、舎弟かな


うちの組の半数は若い構成員が多いが、誰かしらの下についてることが多い







先程言った幹部たちの下につくことはごく稀だ

余程兄貴たちに気に入られるか長年一緒にいて上下関係が出来ているかのどちらかだ





何故なら、兄貴クラスになってしまったらその分カチコミの回数も多くなり、仕事量も増える

従って、舎弟をもっても指導する時間があまりないのだ






だから、先程の兄貴たちが舎弟を持ってることは極めて少ない




まぁ、私は例外だけどさ






そう思いながら、再び私の家に送り付けられてきたメロンパンを齧る




何か…こないだより美味しくなった…？

いや、気の所為か…？









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