Prologue ページ2
【二口】
ー1週間後
二「ちわーっす」
茂「お、二口きたきた!紹介するよ、2年のマネージャー」
どんな人…まぁ所詮ここは工業高校だし、可愛い子はいないだろ…
『君が二口君?』
茂庭さんの後ろからひょっこりと登場したのは美人すぎるマネージャー…
俺のどタイプ…
二「ちわす。二口堅治っす」
『はじめまして、2年の一ノ瀬です。よろしくね』
そう言って小さな手を差し出してきた
会釈して握手をする
これが俺と一ノ瀬さんの出会い
このまま俺ら2人は恋に落ちてハッピーエンド…かと思いきや
人生最大にして最恐のゴリr…
いやマネージャーの滑津が走ってきた
お前とは大違いだなーとか声かけようと思ったがそんなことを考えてると握手してる手を滑津にはたかれた
二「はぁ!?…おい滑津なにしてくれてんだよ!」
滑「一ノ瀬先輩大丈夫ですか!?このチャラ男に何もされてません!?」
『舞ちゃん、どうしたの?何もされてないよ』
滑「こいつはただのチャラいやつです。汚いので手を除菌しましょう。あ、あと今後一切近づかないほうがいいです」
『え…え!?』
ほらお前のせいで一ノ瀬さん固まっちゃったよ
二「さっきから言わせておけば…滑津ゴリラテメェ!」
滑「あんたが一ノ瀬先輩に近づくのが悪いんでしょ!?離れなさいよ!」
なんだこの尼…クソやろ…
『もに〜〜』
茂「滑津も二口もやめなさい!もう先輩くるから!ね!?」
二「はーい…一ノ瀬さん!これからよろしくっす!」
『よろしくね、女の子にゴリラとか言っちゃダメだよ?』
コテン!首コテンの破壊力がパネェ!
二「はいっ…//」
『舞ちゃんも選手と喧嘩しちゃダメだからねー』
滑「はいっ!」
1年の4月下旬。
この日から俺と滑津の一ノ瀬先輩争奪戦が幕を開けた
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作者名:皐月 | 作成日時:2020年5月26日 16時