仲の悪いふたり【ｙｍ×ｃｎ×ar】 (ページ1)

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有岡side

ふぅ。今日からこの病院でたくさん学ぶぞ…！

俺、有岡大貴は、

そう平成土間病院玄関前で意気込んで3時間経った今、

テンションだだ下がり中。

なんでかって？

それは＿＿

〜3時間前〜

俺と知念侑李(同じく研修医で大学時代を共に過ごした親友)は、

病院到達と同時くらいに院長から呼び出された。

何も悪いことなど呼び出されることはーそもそもまだ来たばかりーしてないから、

疑問を抱えながら向かった。

院「あぁ、きたきた。突然だが、

君たちの教育係は、我らが土間A先生に任命する」

「は？」知「え？」

いやいやいやいや！！

え、まって。え？笑

土間Aって…あの！？

知「ど、どうして…？」

院「君らは大学でもかなりの好成績を残している。

だから、研修が終わってもうちの病院に来てほしくて」

直後、後方から女性の声がして反射的に振り返る。

そこには、都内でもかなり腕の良い医師、土間A先生が腕を組んで院長室の扉にもたれかかっていた。

噂通り、綺麗な人だ。

院「あぁ、そうか…。決めてあるか？」

「えっ、いや…特に…」

知「僕は＿…えっと、」

土「ここの病院でしょ？」

知「え、あ、はい…」

ダメだ、知念ちゃん人見知り中ですわ笑

院「おっしゃ！土間先生がつけばこの子達は優秀になり、病院の評判もきっと…！！」

土「院長。心の声、ダダ漏れ」

院「っ！ご、ごほん。と、とというわけで、仲良くな、3人とも」