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『…お説教なら聞きませんよ』
 
 
関常を見るなり、Aは眉間に皺を寄せる
 
 
「お前、、どこまでわかってたんだ?」
 
 
『えっ?何がですか?』
 
 
今度は目を丸くさせた
 
 
「…お前なら、、、あの状況を簡単に覆せただろ」
 
 
『さぁ?どうでしょうね』
 
 
「若君は自覚が足りない。自分がどんな存在なのか」
 
 
『名家も大変ですね。私には無縁なんで』
 
 
茶化すようにAは笑う
 
 
「…若君の隣にお前がいることを望むがな」
 
 
『えっ、笑えないんですけど』
 
 
2人はひとしきり笑い、夜が明けていく
そして…




 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『は?今、何て言った?』
 
 
「河了貂ガ拐ワレタ」
 
 
Aの元へ河了貂が拐われたことが告げられた
 

妹→←いつか見た夢



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作者名:あーちゃん | 作成日時:2022年8月29日 8時

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