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愛しい君 ページ30

王騎将軍の死後、Aの元を訪ねるとそこにはもぬけの殻となった彼女がいた
 
 
「A」
 
 
『…………』
 
 
名前を呼んでも返事がない、彼女にそっと近づくと涙が流れていた
 
 
「王騎将軍は『ごめんなさい』…どういう意味だ」
 
 
『…もう貴方とはいれません』
 
 
時が止まった様だった
 
 
彼女を見ても綺麗な漆黒の瞳には俺は映っていない
 
 
『私は、、王騎様の仇を取らなければいけません。そして、王騎様が愛した秦国を守り抜かないと』
 
 
「どこに俺と離れる理由がある」
 
 
『…私は大王に忠誠を誓います』
 
 
「!!」
 
 
『だから、、丞相様の右腕(・・)である貴方とはいれません…さようなら』
 
 

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作者名:あーちゃん | 作成日時:2022年8月29日 8時

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