風柱の継子は中華を駆ける__Episode.2【鬼滅の刃】【キングダム】 (ページ11)

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あの日ページ11

私はあの日、大切な人を失った
　
　
「A、貴女は立派な将軍になりますよ」
　
　
『王騎様みたいに？』
　
　
「はい。貴女ならきっと天下の大将軍になれます」
　
　
王騎様の頭を撫でてくれる手が大好きだった
優しくて温かくて…どこか師範にも似ていた
　
　
『王騎様…！嫌だよ…！！』
　
　
「私が愛した秦を…後を…頼みましたよ」
　
　
沢山、沢山、泣いた
　
　
『王騎様ー！！』
　
　
だから絶対に討つと、仇をとると決めた
　
　
『龐煖…！！貴様はここで…！！』
　
　
血を流してるのも忘れるぐらい、怒りが込み上げた
奏多と爽太が何かを言っていた気がする
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
「後は俺に任せておけ」
　
　
最後に覚えているのは信の一言だった
　