【文スト×あんスタ】異能力者は元夢ノ咲アイドル

迷子 5 ページ8

夢主side



ん？


いやいやいやまさかね？




『あの〜、ちなみに特徴とかは？』




違うよね？違うよね！？




国木田「？ 夜だけに現れている。

赤い目。

この辺りではあまり見ない顔。

少し派手な洋服。

ここ二.三日の間に現れた。

気になった一般人が声を掛けたら、
「お主の血は...不味そうじゃな」と言い
何処かに行ったらしーーー」




『はいもう良いですよ国木田さん。もうけっこーです。ありがとうございました。』


今ので確信した。

絶対零にいさんだ！




『はぁ...』



つい手で顔を覆いながら溜息をついてしまった。


そのせいで、



国木田「小娘、何か分かったことがあるのか？

あったら話せ」



あ、もうコレ隠し通せないやつじゃん。

あーもーいーや、言っちゃお。



『大変言い難いのですがーーーー



ーーーーその人私が探している人の1人です』




国木田「んなっ！？


それは本当か？」


『私の推測が合っていれば...。

多分国木田さん達が探しているのは吸血鬼の朔間 零です』


私がそこまで言うと、



太宰「吸血鬼だって？

何だか心躍る言葉だね！」


なんて言ったもんだから私はつい、



『吸血鬼なんて大変ですよ？


3日に1回は血を吸われるし、しかも私以外の血は美味しくないって言うし、1回飲むと中々止めてくれないし、日光には弱いし、基本夜行性だから授業サボって出席日数足りなくなって留年するし、しかもブラコンだし、いつもくっついて来て鬱陶しいし、パシリに使われるし、毎日弟に拒絶されて私に泣きついて来たりーーー

こっち側の身にもなって欲しいですよ』



ごめん国木田さん。



ちょっと(かなり)私の愚痴入っちゃった。




太宰「あー、なんかごめんね？」



『いやいや大丈夫ですよ太宰さん。

少し愚痴も話せてスッキリしましたし。



それより国木田さん、零にいさんを確保したらどうするんですか？』



国木田「嗚呼、一般人に危害を加える様だったら警察行きだが小娘が居るなら大丈夫だろう」



良かった〜。


零にいさんが警察に捕まっちゃったらどうしようかと思ったよ。




国木田「さあ、そろそろその朔間 零とやらを探しに行くぞ。


小娘、お前もだ」



『はい！』



こうして私達は零にいさんを探し始めた。

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