大好きなあなたへ (ページ2)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:1,314 hit

2 ページ2

私は驚き足ものにある目線を前に戻す

皆が私に注目している

そして、ついさっき会社の前で会ったあの小汚い人がいた

「あ、あなたはさっきの！！」

すると小汚い人はこう言った

「入社初日に遅刻か。合理性に欠くね。」

「え、えっと…合理性……？」

初めての怒られ方に少し戸惑う

「はぁ……。いいから外で待ってろ。」

皆はドンマイと言うかのように苦笑いを浮かべていた

私は仕方なくドアを閉め、外で待つことにした

数分後ドアがゆっくりと開き、小汚い人が出てきた

「はぁ…こんな奴が俺の部署に来るとは…」

ため息をつき呆れながら何かボソボソと言った

わたしは聞き取れなかったがすみませんと謝る

すると小汚い人は自己紹介を始めた

「相澤消太だ。今回だけは見逃す。席について仕事しろ。」

そう言い終わると相澤さんは私の机まで引っ張った

そんなに引っ張らなくても、私にもちゃんと足があるんで歩けますよーーーだっ！

なんで言えず、黙って引っ張られながら自分の机の前まで来た

その机の上には大量の書類が積まれていた

「この書類を全てデータ化しろ。今日中に終わらせろ。」

「え！？この量を今日中ですか！？」

「ほぅ…遅刻した分際で文句を言うのか？」

「い、いえ。そう言うわけでは(汗」

「黙ってやれば今日中には終わらすことのできる量だ。さっさと取り掛かれ。」

「は、はい…。」

無理だ。どんだけ鬼畜だよ…。
でも、遅刻したのは私が悪い。
仕方ない。頑張ろう。

私はパソコンと向き合い作業を始めた

あれからどれだけの時間が立ったのだろうか

いや、そんなことよりも早く終わらせないと

私は頭の良い方だと思う

それにパソコンは高校でよく使っていたためか、スムーズにデータ化することができた

徐々にデータ化することにも慣れていきプリントの量も4分の1くらい減った

これがあと3回分も……気が遠くなる