変な人 ページ5
A「あの…助手になるのが嫌な場合は…」
私はダメ元で恐る恐る聞いた。ああもう既に帰りたい。
???「拒否権ないよ〜?だって君さっき、なんでもするー、って言ったじゃん!☆」
あ、忘れてた。確かに言った。最悪
そんなことを思っていると男は何かを思い出したような顔をして、またまた急に高速回転をし出した。
???「忘れてた☆さーて!ここでクイーズ!!私は誰でしょーか!!」
ん?急にどうした??
A「わからないです帰らせろください」
とにかく帰りたかった。そろそろお母さんも帰ってくる時間だから、私が家にいないと心配しちゃう。
???「んんー??そんな態度とっちゃっていいのかなあー??」
何言ってんだこの人…?本当にこういう喋り方なら苦手ってレベルじゃないんだけど。
???「まあいい!私の名前はニコライ…!ニコライと呼びたまえー!!」
A「そのままじゃん。」
ニコライ「君の名前を教えてくれるかい?」
A「ゲ…後藤です。」
後藤になっとくかあ。全国の後藤さんすみません。
ニコライ「はいうっそーー!!!君の名前は【如月A】なんだね〜!☆Aちゃんって呼んじゃう☆☆」
怖い怖いなんで分かったの…。
ニコライ「助手になるにあたってのお約束を四つ説明した方がいいかな?いいよね?任せて〜!!」
もういいや、抵抗しても無駄ってことがわかったわ。
ニコライ「一つ目〜!!私の助手としてAちゃんは私の任務に毎回着いてきてもらう!何らかの役に立ってね〜」
すんごい爆弾置いてきた。プレッシャーすご。
ニコライ「二つ目〜!!私の組織、天人五衰には愉快な仲間たちが何人かいるが、一人の男とは喋るの禁止〜!これ絶対ね☆」
ん??妙だ…。
A「其の一人の男って…??」
疑問に思った私は素直に質問すると急に男…ニコライの雰囲気が変わった。
ニコライ「…とにかく、関わらなくていいんだよ。」
そう言うと夜風が靡く。いつの間にか雨は止んでいた様だった。
ニコライ「そして3つ目…」
私は何か嫌な予感がした。とにかく深呼吸をしてニコライに耳を澄ます。
ニコライ「って…4つどころが3つもなーい!!☆」
本当にこの人、キャラが掴めない。情緒不安定なのかな?
あ!そうだ…家には帰れたりするのかな…
A「質問なんですけど…」
ニコライ「はい!助手!」
ん?あ、はい
A「家に帰れたりってしますか…?」
ニコライ「何言ってるの☆もう君は、檻の中だよ。」
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琥珀糖(プロフ) - A . # 低 浮さん» コメントありがとうございます🎶盛大に誤字っていました…。教えてくださりありがとうございます🙇♀️ゴゴリの嫉妬ぶりをお楽しみに…👍🏻 (1月18日 20時) (レス) id: 68f7d28e07 (このIDを非表示/違反報告)
A . # 低 浮 - 初コメ失礼します‼️ゴゴリの嫉妬尊いです😇僕の勘違いでなければ『拒否権』が『距離権』になってます🥲 これからも応援してます🎌 (1月18日 14時) (レス) @page11 id: cb70355ce3 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖(プロフ) - 朝比奈さん» わー😭そう言っていただけて光栄です😿🎶これからも更新頑張りますのでぜひ応援よろしくお願いします...♪*゚ (1月18日 6時) (レス) @page11 id: 68f7d28e07 (このIDを非表示/違反報告)
朝比奈 - 琥珀糖さんの作品は全部神作品なので大好きです💓いつも更新楽しみにしています!ニコライの嫉妬ぶりが最高すぎます!これからも応援しています✨ (1月17日 21時) (レス) @page11 id: d5b5dedfcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琥珀糖 | 作成日時:2024年1月14日 20時