あの、早く家に返してくれませんか？【文スト】

命だけは ページ3

どういうこと？

とりあえず私の目的は生きて帰ること。平凡な生活を送ること！！

とにかく今私にできること、それは…

1、時間稼ぎ

2、何者かを聞く

頭の中をフル回転。どうここで振り切るかを咄嗟に考えた。
よし、作戦開始！！

A「ハジメマシテー、ワタクシ、ニホンゴガニガテデース。ナイストゥミートゥー！」

？？？「…？うん？」

A「ナノデー、イマカラカエリタインデスー」

？？？「理由になってないよ〜」

A「ゴメンナサイ、ナンテイッテルカワカラナイデス」

やばい！我ながらいい作戦！これなら相手も呆れて諦めるだろう！！
そう思っている時だった。

？？？「Do you speak English？」

まじか、そう来る？確かにこの人外国人っぽいけど！？
私喋れないよ！！英語無理だよー！！！

てかこの人ロシア人ぽくない！？偏見すぎか！

A「Chinese！アイ・アムチャイニーズ！」

？？？「中国人もどきさん〜これいつ終わるの〜？？☆」


…？？？もうバレた？？え、早くない？私演技下手かな？


A「あとちょっとだけ付き合ってもらって…アッ」

？？？「あっ喋った！！」

A「まってまって、本当に私銃声とか聞いてないです！！別にバイト帰りで銃声聞いてこっち来たとかそんなわけないですし！！」


あっまってバカだ私。全部言ったよ。
あーあ、自分に呆れた。もういいや、ここで死のう。死のうというか殺される、か。

？？？「聞いちゃったの〜？？どうしよっかなぁー、計画とかバラされたら困るしなあー口封じに君を殺すしかないかなあ〜！」


…なんかこの人、喋り方腹立つ。
こんな人に殺されんの？いや勘弁っっっ。ごめん、やっぱ生き延びたい。

そんなことを考えてあたふた焦っているときだった。

そんな時、私はこのニタニタと笑う男に＿＿＿


銃を向けられたのだった。

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