抜け駆け ページ20
私の司会が真っ暗になった理由は…
_ニコライに片手で両目を覆うように隠されているからだった。
背筋が凍る。
そうだ、私は肝心なニコライを忘れてたんだ…。
唇が震えて上手く言葉が発せない。
私が言葉を発する前にフョードルが喋りだした。
フョードル「おや…ゴーゴリさん。遅かったことに対して抜け駆けですか?…その手を離してください」
そう言うと私の視界が急に明るくなる。
手を離された…?
ニコライ「わぁー!我が親友〜!!会いたかったぞ〜☆☆」
─────グラッ。
急な明るい視界にグラッとしてしまい思わず視界が回った。
やばい、倒れちゃ__
???「すみません…!!遅れちゃいまし…っええ!?だ、大丈夫ですか!?」
あれ、怪我してない…?
そこに居たのは前髪が特徴的で銀髪の子だった。
A「…ご、ごめんなさい!!!貴方こそ大丈夫ですか!?」
やばいやばい踏んじゃった。
私が全力で謝罪をしていると先程の問題児3人組が駆け寄ってきた。
フョードル「Aさん、ご無事ですか?お怪我はありませんか?」
そう言うとフョードルは私の背中を優しくさすってくれた。
こういう時は優しいめんへらさん。
ニコライ「Aちゃん、大丈夫かい!?怪我は!?…ごめんね、僕のせいで。」
そう言いとても悲しそうな目で見つめてきた。
この男…顔面はいいからって…。許す。
太宰「大丈夫かい!?Aちゃんを私が守ってあげられなくてすまないよ…。“敦くん”、ありがとうね。」
…こやつも悔しいけど優しい。
その後も賢治さんや谷崎さんや乱歩さん…鏡花さん、国木田さんが心配をしてくださった。
本当に申し訳なさすぎる…、
まって…敦?この方が…?
乱歩「Aを助けたのはよくやったけど…そういえば敦〜遅刻じゃあないか。遅刻するのは太宰だけだと思ってたのに!残念だなあ!」
そう言い乱歩さんは敦?さんのおでこをペチッとデコピンをした。
敦「いでっ…。す、すみません…!任務後だったので遅れてしまいました…。あ、Aさん…でしたっけ。お怪我は無いですか!?」
A「あっ全然です!!敦さんこそ大丈夫ですか…?」
敦「僕は全然へっちゃらです…!」
分かったことは探偵社メンバーは優しい。(1人を除いて)
探偵社入りたいなあ。なんつって。
ニコライ「さて!全員揃ったところだし…密会を始めようか!!☆」
そう言いニコライは帽子を外し満面の笑みを浮かべた。
__ついに、密会だ。
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琥珀糖(プロフ) - A . # 低 浮さん» コメントありがとうございます🎶盛大に誤字っていました…。教えてくださりありがとうございます🙇♀️ゴゴリの嫉妬ぶりをお楽しみに…👍🏻 (1月18日 20時) (レス) id: 68f7d28e07 (このIDを非表示/違反報告)
A . # 低 浮 - 初コメ失礼します‼️ゴゴリの嫉妬尊いです😇僕の勘違いでなければ『拒否権』が『距離権』になってます🥲 これからも応援してます🎌 (1月18日 14時) (レス) @page11 id: cb70355ce3 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖(プロフ) - 朝比奈さん» わー😭そう言っていただけて光栄です😿🎶これからも更新頑張りますのでぜひ応援よろしくお願いします...♪*゚ (1月18日 6時) (レス) @page11 id: 68f7d28e07 (このIDを非表示/違反報告)
朝比奈 - 琥珀糖さんの作品は全部神作品なので大好きです💓いつも更新楽しみにしています!ニコライの嫉妬ぶりが最高すぎます!これからも応援しています✨ (1月17日 21時) (レス) @page11 id: d5b5dedfcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琥珀糖 | 作成日時:2024年1月14日 20時