修羅場 ページ18
どうしよう…超気まずい。
敵組織と密会だって言うのにここで密会しちゃうの?まじ?
てか元はと言えば私からじゃん、申し訳ない。
太宰「密会というのはこんなに楽しそうなものなのかい?!先に言っておくれよ、ねえAちゃん?」
A「はい、ソレナー」
この世で1番恐怖なのはお母さんでも無くニコライでもなくフョードルでもなく…この太宰という男なのかもしれない…。
すると私たちのやり取りをじっと見ていた名探偵が口を開く。
???「太宰〜遅刻だよ。うーん、ラムネ」
太宰「もちろん持ってきていますよ〜。はい♪」
そう言うと太宰さんはあ○森のようにポケットからラムネを出して謎の男に渡した。
???「さっすがー!やるようになったじゃないか太宰!…くぅぅ〜!やっぱりラムネがいっちばーん!!」
勢いよくラムネを飲み干し楽しそうに笑みを浮かべる男。
フョードルは「なにこれ?」って顔で見てる。ちなみに私も思ってる。
???「そうだ!忘れてた〜。僕の名前は江戸川乱歩!探偵じゃなくて“名探偵”なんだからね〜。証拠も見せれるよ!このメガネをつければ!!」
自己紹介でこんな情報量多い人初めて見たかも。
A「じゃあ見せてください…?」
私はとりあえず半信半疑で言うと、待っていたかのようにメガネを装着する。
__すると、その場がの空気が一変した。
乱歩「異能力__超推理!」
すると一瞬真剣な顔をした後に分かりきったような笑みを浮かべ、
乱歩「君の正体がわかったよ。君…如月Aは、ごく普通の高校生だ。だがバイト終わりに道化師ニコライに見つかり…更には気に入られ強制的に天人五衰に加入される。…〜」
最後まで愉しそうにペラペラと話すと絵に描いたようなドヤ顔で、
乱歩「合っている?」
私は息をするのを忘れかけていた。
…この人、本物だ。
本当にこの人…異能力者じゃないの…??
そんなことを思っていると横で見ていた太宰さんが満面の笑みで拍手をする。
そして__
太宰「…さて。探偵社諸君は先程ここに呼んでおいた。ということでお気の毒なAちゃん含む天人五衰の皆さん?密会を始めようじゃあないか!」
私は息を呑んだ。
だが___
私たちはいちばん重要である“道化師”の存在を忘れていたのだ。
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琥珀糖(プロフ) - A . # 低 浮さん» コメントありがとうございます🎶盛大に誤字っていました…。教えてくださりありがとうございます🙇♀️ゴゴリの嫉妬ぶりをお楽しみに…👍🏻 (1月18日 20時) (レス) id: 68f7d28e07 (このIDを非表示/違反報告)
A . # 低 浮 - 初コメ失礼します‼️ゴゴリの嫉妬尊いです😇僕の勘違いでなければ『拒否権』が『距離権』になってます🥲 これからも応援してます🎌 (1月18日 14時) (レス) @page11 id: cb70355ce3 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖(プロフ) - 朝比奈さん» わー😭そう言っていただけて光栄です😿🎶これからも更新頑張りますのでぜひ応援よろしくお願いします...♪*゚ (1月18日 6時) (レス) @page11 id: 68f7d28e07 (このIDを非表示/違反報告)
朝比奈 - 琥珀糖さんの作品は全部神作品なので大好きです💓いつも更新楽しみにしています!ニコライの嫉妬ぶりが最高すぎます!これからも応援しています✨ (1月17日 21時) (レス) @page11 id: d5b5dedfcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琥珀糖 | 作成日時:2024年1月14日 20時