素敵帽子さん ページ15
ピーンポーン♪
私は状況を理解していないが、それでも太宰さんは構わず家のインターホンを鳴らす。
すると10秒後くらいにドアが開く。
そこに居たのは…
小柄な体型な少し髪の長いオレンジ髪の男が立っていた。そして水玉模様のパジャマ。
そして私ではなく太宰さんを見ると目をぱちくりとし、いかにも嫌な顔をした。
???「なんで手前がここにいンだよ…。それに女…?せっかく休日で寝てたのに起こしやがって…」
太宰「やっほー中也♪おじゃましま〜す!ほら、Aちゃんも構わず入って入って〜??」
と言い固く結ばれた手で強引に引っ張られる。
中也「ちょ…ッ!?手前、人の話聞いてンのか?!てか勝手に入るな!!」
A「お、お邪魔します…?」
私は訳が分からないがとりあえず引っ張られるがままにお邪魔することにした。
部屋の中は整っていて、欠点を言うのなら物騒な武器や「これ何に使うの?」みたいな物があちらこちらにあることだ。
太宰「まぁまぁ!中也、そこの椅子に座り給え♪」
私は強制的に太宰さんの横の椅子に座らせられ、太宰さんは中也さん?と思われる方を誘導していた。
中也さんは「はぁ?」みたいな顔をして渋々座った。
まあそりゃそうなるわな。私もそうだし。
太宰「なんとこの度…私の心中相手が決まったのだよ!」
と嬉しそうに中也さんに報告をしていた。この人正気?
中也「おう。よかったじゃねェか。」
いやまさかの反応。
太宰「中也ったら反応が薄いなあ〜。Aちゃん、いつ心中する?今でしょ☆」
今でしょネタやめて。
A「あのちょっと待って…話進めないで。誰が貴方と心中するなんて言った!?」
太宰「今でしょ!」
A「一旦黙ろ??」
そんな会話をしていると何故か視線を感じた。
ちらっと向くと中也さんがこちらをジーッと見ていた。
あ、そういえば挨拶してなかったな。
A「初めまして〜、如月Aと申します。ぜひ仲良くしてください!」
すると我に返ったかのようにハッと目を見開き、
中也「あ…俺の名前は中原中也だ。その…Aって言うのか…?仲良くしてくれよな。」
結構まともそうな人だなー。
ここに来て初めて会ったかも。まともな人。
そんなことを思っているとずっと見ていた太宰さんが割り込む。
太宰「待ちたまえ〜一旦待ちたまえー。仲良くしないでくれるかな??」
面倒くさそうだったので「トイレ行ってきますネ」とトイレに逃げた。
中也「太宰…」
中也「悪ぃが俺もあいつに惚れちまった。心中させるわけにはいかねェぞ。」
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琥珀糖(プロフ) - A . # 低 浮さん» コメントありがとうございます🎶盛大に誤字っていました…。教えてくださりありがとうございます🙇♀️ゴゴリの嫉妬ぶりをお楽しみに…👍🏻 (1月18日 20時) (レス) id: 68f7d28e07 (このIDを非表示/違反報告)
A . # 低 浮 - 初コメ失礼します‼️ゴゴリの嫉妬尊いです😇僕の勘違いでなければ『拒否権』が『距離権』になってます🥲 これからも応援してます🎌 (1月18日 14時) (レス) @page11 id: cb70355ce3 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖(プロフ) - 朝比奈さん» わー😭そう言っていただけて光栄です😿🎶これからも更新頑張りますのでぜひ応援よろしくお願いします...♪*゚ (1月18日 6時) (レス) @page11 id: 68f7d28e07 (このIDを非表示/違反報告)
朝比奈 - 琥珀糖さんの作品は全部神作品なので大好きです💓いつも更新楽しみにしています!ニコライの嫉妬ぶりが最高すぎます!これからも応援しています✨ (1月17日 21時) (レス) @page11 id: d5b5dedfcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琥珀糖 | 作成日時:2024年1月14日 20時