今日の涼介くん【Ryousuke.Y】 (ページ3)

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ドSな涼介くん③ ページ3

ｶﾁｬｶﾁｬｶﾁｬｶﾞﾁｬ。

(人1)『ただいま～～～。』

涼介｢おかえり。ただいま。｣

家の鍵を玄関の棚の上に置いて

少し高めのお仕事用のヒールの靴を脱ぐ。

この仕事をするまでカチッしたスーツや
ヒールの靴なんて着たことなくて

最初のうちは毎日靴ズレしてたけど

そんな私を笑って、

頑張ってるね。

って褒めてくれたのは涼介だっけ？

昔の話を思い出して笑みを浮かべていると

涼介｢なんだよ(笑)｣

(人1)『ん～～～。懐かしいこと思い出したの(笑)』

と言ってリビングにはいる。

季節は冬。

暖房つけてないと生活していけないよ(笑)

ピッ。

ギュッ。

エアコンの音と同時に

後ろから抱きしめられる。

(人1)『どうしたの。涼介。』

涼介｢言ったでしょ？(人1)不足って。｣

(人1)『そ、そんなこといってたっけっ！？
今日は早く寝ようね。ね？』

お腹に巻きついている涼介の手を外す。

仕事で疲れている涼介に無理させたくないもん。

涼介｢(人1)はさ、俺不足じゃないの？｣

逃がさないというように

私をまたギュッって抱きしめてくる。