マネージャーとあつむくん

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「あ！Aちゃんや！！おはよう〜」

「おはようございます、宮先輩、おさむ先輩」




朝、登校して校門をすり抜ければそこには宮兄弟が
２人が追いつくのを少しだけ待って
下駄箱までの道のりを一緒に歩く





「まって！なんで俺は宮先輩でサムは治先輩やねん！！！」

「え、２人とも宮さんなんで」

「そんなん分かってるわ！なんで俺は侑やないねん」

「宮のままやと俺も振り向いてまうかもしれんから、ツムも名前でええんちゃう？」




せやせやと治先輩の発言に頷いて、
はよ呼べと言わんばかりに私を見つめてくる
綺麗な二重の目に見つめられるとはなんと朝からの迫力





「アツム先輩？」




せっかくわざわざ名前で言い直したのに、
侑先輩は納得いかないようで、
んー、ちゃう。と言い出すではないか。
隣の治先輩もせやせやと、
今度は治先輩が侑先輩に頷いている




「その先輩ってのいらんなぁ、取ろか！」

「え、じゃぁ侑さん」

「ちゃうな」

「えぇ、これ以上先輩に対しての呼び方なんてないですよ、、、」

「呼び捨てでええんやけど。これから仲ようなるわけやし」

「そ！そんなん無理ですよ！無理無理！失礼すぎる！」

「えーでも、先輩の言うこと逆らう方が失礼ちゃう?」



ニヤリと悪そうな顔で、な？と笑いかけてくる
この人、昨日も思ったけど、
意地悪にも程が有るやろ




「じゃ、じゃぁせめて、君は付けさせてください、、、」

「しゃーないなぁ、言うてみぃ」

「あ、アツムくん、、、」




今回はこのイケメンのお気に召したらしく
ぱぁっ！と笑った




「うっわ！まぶし！」



まぶし？？？とはてなを頭に浮かべるアツムくんはさらに眩しく可愛かった




「俺もくんがええ、、、」

「え、、、」

「俺もくんで呼んで」

「おさむ、くん、、、」




こちらも、さすがイケメン兄弟
こっちもまぶしすぎて
朝一でまだ少し眠気が抜けていない私の目には刺激が強すぎる




「まぶし！」




さっきからそのまぶし！なんなん？と２人に聞かれ
お２人のようなイケメン爽やか全力スマイルなんて
朝一の目には刺激強すぎます
と正直に話せば
なんやそれ！と
２人とも大爆笑をかましていた

だからその顔が眩しいんだって
笑顔しまって、


そのままいつの間にか到着していた下駄箱の前で立ち止まり
談笑していたら予鈴がなった

ほなまた部活でなー！と
２人は2年の棟へと消えていった



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