３ ページ4
*
向こうのコートには宮先輩。
周りには心配そうに見つめる部員
DVDでわかったのは、
歩数でスパイクかジャンフロか変わること
それをわかっていても
取れるわけじゃないほどの威力なのはわかっている
いや、さわってみたかったよ？
でもほんとにこんなことになるなんて聞いてない！
黒須さんも止めてや！
なんでそんな楽しそうに見とるん！！！
でも、試されている。
みんなの視線なんて感じれんほどの緊張感
５本受ける中であげることができればいいらしい
いいってなにが！？って感じやねんけどな
多少は手加減してくれる、
いや、この人今の状況楽しんでるし、
からかい半分やから、
そんなに手加減してくれへん気がする
やるっきゃない
短パンにしといてよかった
上は長袖でもまくればある程度邪魔にはならないけど
長ズボンに引っ張られる感じではちょっと集中しにくい
「ほな、行くで」
みや先輩が選んだのは、４歩、ジャンフロ、、、！
パシっ
トン、トン、、
手に当たったけど、コートの外に出てしまった、
コート内にあげなきゃ意味ない
でも
「すっっっっごぉ、、、っ！」
ブワッて、ブワッてきた！はや！！！
「あっはっは！お前嬉しそうやな！取れてへんぞー！(笑)」
「ジャンフロでこんな早いの初めて！大学生でもいないんですもん！」
みんなの頭いはてなが浮かんでいる
「プロが兄貴や、あいつら兄妹は昔から仲良くてなぁ、あいつ中２の時から大学生、しかも男のスパイクサーブあげれるほどのスキルの持ち主や、あのほっそい腕で」
近くにいた選手はドン引きしている
見た目も全国クラスの選手にしてはだいぶ小さく小柄で華奢だ
だが、アツムのサーブを受ける時、
足のスナップと手首の柔らかさが異様だったし、
アツムのサーブに間に合ってついてこれたというよりは、
まるでボールが吸い込まれていってるように見えた
アツムを見てみると、全国の優秀選手と対決する時のように楽しそうだ
「あいつは、殺し屋どころか、俺らみたいな監督コーチ陣の間ではバケモン言われてたわ」
確かに、そんな女の子聞いたことない
試合中のスパイクは取れないことがほとんどらしいが、
だいたい軌道が決まってるサーブでもありえない
何かコツがあるらしい
「さぁ、Aちゃん、もう一本行くで」
「はい！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 183人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にゃんこ(プロフ) - きょんさん» ありがとうございます！本当に嬉しいです！頑張りますヽ(；▽；)ノ (2019年12月19日 18時) (
レス) id: 065172e89f (このIDを非表示/違反報告)
きょん(プロフ) - 初めまして、いつも楽しく拝見させて頂いております！にゃんこさんの書かれるお話がとっても好きです！稲荷崎の皆も主人公ちゃんの性格も大好きです！これからもにゃんこさんのペースでの更新頑張って下さい、応援しています！ (2019年12月17日 16時) (レス) id: 194bc0d5fe (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - こころさん» 誤字が多くて本当に申し訳ないです（ ; ; ）そういってもらえて本当に嬉しいです、感激です(>_<)ありがとうございます！ (2019年11月14日 8時) (レス) id: fb468674ee (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 27の無視が虫になってます！この話最高です！続き楽しみにしてます (2019年11月13日 15時) (レス) id: 398e0a716f (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - あゆさん» ご指摘ありがとうございます！大好きだと言って貰えるなんて…この上ない幸せです(；ω；)これからもよろしくお願いします！稲荷崎ばんざーい！ (2019年11月8日 6時) (レス) id: 065172e89f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：にゃんこ | 作成日時：2019年10月20日 4時
