第９話 「過去１」 ページ9
貴「ごめんね監督ちゃん。左京。断るよ。」
私のこの言葉に一切の揺らぎはなかった。
貴「だってあたしは、、、、。」
「演技が大っ嫌いだから。」
監「、、、今、、、何て、、、、？」
左「、、、。」
貴「演劇は好き。だから演出家になりたい。だけど演技は嫌いなんだ。」
２年前。
私は近くの公立高校に入学した。何の変哲もないことだが、私の中では一つ
決めていたことがあった。
貴「愛想良くしなきゃ。」
中学時代、ゲームの事にしか興味がなく人付き合いを全くしなかった。
それなのに容姿、学力、家柄が悪くないってだけで男が寄ってきた。
それをすべて無視していたため、余計に女子の反感を買っていじめられた。
ただそれが面倒だった。呼び出されている時間の分だけゲームの時間が減る。
それを避けるための決意だった。
笑顔、挨拶、返答。あまりＮＯを言わないこと。それさえ気を付ければいい。
誘いに乗るのは時間の無駄だ。
だけど虐められて、何時間も拘束されるよりかは、こっちの方が楽なのだ。
高校デビューって言うのかな。すこし形は違うけど。
男女共に友達がたくさんいて、皆私に笑顔を向ける。先生に愛され、先輩に愛され、
勉強して、その分たくさん遊んだ。
女「ねぇねぇA！昨日さぁ、街で他校の男子にナンパされちゃってさぁ。週末何人か呼んで
遊ぼうってなったんだよね。だからAも来ない？」
貴「何人か呼んで遊ぶって、、、合コンじゃないのそれ？」
女「んーそうなっちゃうのかなぁ。でも悪い人じゃなかったしイケメンらしいから楽しい
と思うよ！ねぇーお願い！A居たら絶対盛り上がるから！」
正直行きたくなかった。その男の子達に興味もなければ合コンという響きがもはや嫌だった。
私のように勘の良い読者なら分かるだろう。そこで出会ったのが
今の私の友人。私をこの劇団に入れてくれた人。三好一成である。
そしてもう一人。
演技を嫌いにさせてくれた人。ＧＯＤ座所属。飛鳥晴翔である。
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ここでちょっと矛盾がおきます。
それは晴翔が何歳なのか現状分からないということ。
晴翔と一成が同じ高校である証拠がないこと。
ご了承ください。
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みぃみぃ - アイルさん» おそくなりました。アイルさん載せました！許可ありがとうございます！_(._.)_もし、お気に召さなければ、書き直しますので、お気軽にお声がけください、 (2017年5月4日 14時) (
レス) id: dc6643ac9f (このIDを非表示/違反報告)
アイル(プロフ) - みぃみぃさん» コメントありがとうございます。そちらのプレイリストでこの作品の紹介をして頂けるのであれば、全然使っていただいて構いません。ご感想も添えていただきありがとうございます。 (2017年4月9日 7時) (レス) id: 514b2dff17 (このIDを非表示/違反報告)
みぃみぃ - 単刀直入に申し上げます！私、みぃみぃ情報局というプレイリストで、作品紹介（屋）をしています。そこで、この作品を紹介させていただきたいのですがよろしいでしょうか？『みぃみぃ情報局〜！』http://uranai.nosv.org/u.php/list/mix/ご検討よろしくお願いします。 (2017年4月6日 12時) (レス) id: dc6643ac9f (このIDを非表示/違反報告)
みぃみぃ - 初コメしつれいします！朝、起きて、前作から一気読みしてしまうほど面白かったです。こんなに読んでで、ドキドキする作品は久々な気がします！応援しています！ (2017年4月6日 12時) (レス) id: dc6643ac9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイル | 作成日時：2017年4月3日 1時
