[A３]碓氷真澄 真「監督が結婚した…死にたい…。」

第１２話　「秘話」 ページ13

東「、、、いらっしゃい。」

真「ん。」









東「今日はなーに？」

真「公演を成功させないといけない。」

東「うん。」

真「そうじゃないと、きっと監督が怒る。」

東「怒るかは分からないけど、真澄君にもう振り向いてくれないかもね。」

真「やだ。」









東「もう、、、いいんじゃない？」

真「俺は、別にいい。けど、監督が、、、。」

東「監督が前の監督の代わりって思ってしまうって？」

真「うん、、、、。」









東「もうあれから１ヶ月半だよ。前監督が結婚してから１ヶ月。もう２ヶ月半も待たせてるんだ。」

真「それは、、、申し訳ない。」

東「前に話してくれたよね。前監督を裏切るんじゃないか。監督に本気じゃないって思われる
　 んじゃないかって。」

真「うん。」

東「恋愛において、前監督は君を置いていった。監督は公演を成功させるために君に本当の
　 恋愛をしてほしい。二つの不安はもう無いはずだよ？」

真「うん、、、。」









東「あとは君の問題でしょ。自分が本当に監督が好きなのか。」

真「至に「自分でも分かるでしょ？」って言われらとき、何も言えなかった。一瞬で監督と
　 重なったから。」

東「監督の一言一言が頭に残るくらいなんだったら、本気なんじゃない？」

真「そう、、、、かな。」

東「じゃあもう自分で試したら？講演の後、一番先に誰に会いたいか。」

真「？」

東「前まで公演が終わると監督に直行してたでしょ？今回は前監督も見に来るし。
　 その代り、ちゃんと成功させなよ？」

真「うん。」

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