第２１話 「ON YOUR MARK」 ページ22
貴「あ、これすごい良い。どうよこれ？」
幸「いやいや、もっと派手なの選びなよ。」
一「そーそ。Aちゃん若いんだし、フレアスカートの浴衣とか似合うよ？」
貴「ダメなの！至は大人なんだし。」
幸「じゃあ余計派手にしなきゃ。」
貴「派手って言ってもさー。あたし紫の浴衣着たかったんだけど。」
幸「紫ねぇ、、、。」
一「あ、これとかいいんじゃね？黒と白の蝶とか大人っぽくない？」
貴「あー好き。それ好き。」
幸「確かにその柄は似合うと思うけど、、、。」
貴「幸ちゃん手厳しい。」
一「こだわり強すぎ！」
幸「ねぇ。この浴衣、オレにアレンジさせてくれない？」
貴「いいよー。任せる任せる。」
一「フリフリにされる気がする。」
幸「モデルが居るんだからモデルにあった服を着せるだけだよ。」
貴「地味でいいんだよ？ね？」
幸「希望は持たないほうがいい。」
貴「あうっ、、、」
一「じゃあ、お会計終わったから帰ろ？」
貴「え、お金は？」
一「俺払ったよ。」
貴「マジで？なんで。」
一「友達の綺麗な姿見れるんだから。」
貴「一成好き。愛してる。」
一「すごい掌返しを見た。」
至「この店ですか？」
左「あぁ。値は張るが布の素材もいいし長持ちする。」
至「へぇ、、、。」
店「何かお探しですか？」
至「浴衣を。女性の隣に立って、恥ずかしくないような。」
左「お前、、、女性女性言うけどあいつはまだガキだろうが。」
至「そうですか？なんか、大人びてません？あいつ。」
左「まぁ、、、仕事に対する責任には感心するが。」
至「なんていうか、男慣れしているような、何もしなくても色気が出てる。」
左「あいつは不登校だろう。、、、前までは普通に学校に行っていたのか？」
至「さあ。Aから学校の事話さないし。」
店「お待たせいたしました。こちらに何枚かご用意しました。」
至「へぇ。さすがですね。」
左「紺か、、、、硬派過ぎるか？」
至「そうですね。俺、割とこの色好きですけど。」
左「紫がかった色か。スーツ姿のお前が見慣れてるからどうなるか。」
至「ゲームだし、大胆に行くのも戦術かな。」
左「、、、？」
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沙紅夜(プロフ) - 初コメ失礼します。たるち大好きなのですごくドキドキしながら読ませてもらっています！これからも更新頑張ってください！ (2017年3月28日 4時) (
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作者名：アイル | 作成日時：2017年2月20日 22時
