9話 ページ10
Aside
橘「それで?その話をして私にどうしろと?私は鬼殺隊、鬼を狩るのが仕事、そんなことを話されてもそれは変わらない」
鱗滝「分かっている、だが炭治郎の気持ちを尊重してやりたいんだ」
橘「そんなこと私には関係ない、私は禰豆子を殺してそれを報告する、珍しい鬼がいた、それだけ、今までがどうであれ、これからのことなんか分からない、守りたいならそれ相応の代価が必要だ」
きっと今の私はとても酷い目をしていると思う
止めるような、進むことを許さぬような目
そんな目を左近次さんに向けた
鱗滝「それも分かっている、もしも禰豆子が人を食べるようなことがあれば儂、炭治郎、錆兎、真菰、そして義勇の5人は腹を斬る覚悟でいる」
命を差し出す覚悟がある
そこまでして守りたい存在
橘「それでも納得しない人はいくらでもいる」
鱗滝「総長としてではなく、1人の人間として禰豆子を受け入れてはくれないだろうか、頼む」
そう言って頭を下げた左近次さん
こんな左近次さん初めて見た
橘「頭を上げて、そこまで頼まれて断る理由もない、それに、ここに来た時から安全な気配は感じていたの、いいよ、禰豆子を受け入れる」
鱗滝「!……本当にいいのか?」
橘「左近次さんから言ってきたんでしょ?(フフ
でも1つだけ条件」
鱗滝「なんだ?」
橘「きっとまだお館様に禰豆子のことを言っていないのでしょう?その文に私の名も付け加えてちょうだい、禰豆子が人を食べたら私も腹を斬る、それが条件よ」
鱗滝「!なぜそこまで………」
橘「柱総長はね、柱をまとめるだけではダメなの、その下にいる一般隊士も見なくてはいけない、たった数人の意見を尊重するのはおかしい、それは私も分かっている、でも鬼舞辻に近づけるかもしれない、私はその可能性にかけるわ」
今までにいないような異質な鬼
とても興味深い
ただ殺してしまうのはもったいない
もしかしたら鬼舞辻に繋がる何かがあるかもしれない
こんな機会逃してはいけないわ
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酒桜 - 続きを楽しみにしています。頑張ってください! (2021年8月31日 2時) (レス) id: 63aa19421a (このIDを非表示/違反報告)
メリエリ(プロフ) - 面白いですっ!更新まってます! (2021年3月31日 14時) (レス) id: 3b02c3cd6d (このIDを非表示/違反報告)
アミ(プロフ) - すっごく面白いです!!!更新頑張ってください! (2021年1月9日 11時) (レス) id: 86dee03899 (このIDを非表示/違反報告)
シンア - 続き楽しみにしています(^-^) (2020年10月20日 11時) (レス) id: 0a57bf4dce (このIDを非表示/違反報告)
安仙任(プロフ) - 続きを書いてください (2020年10月19日 23時) (レス) id: 80f06437e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナナセ | 作成日時:2020年3月3日 1時