人質の妹

13話 ページ14

Aside
宇佐美｢別にさくらだってそこまで仲良かったわけじゃないよ、ね？｣
茅野｢…うん｣

なんか違う

多分この違和感は…

隼人｢A、どう思う？｣

いきなり話を振ってきたお兄ちゃん

さっきまであっちで話してた女子達もこっちを見てくる

A｢……今の話は何ヶ所かおかしい所がある｣
宇佐美｢は？どういうこと？｣
A｢……｣
水越｢あんたさぁ、さっきから私たちのこと無視してどういうつもりなの！？｣
A｢……｣
蓮｢Aは女子が苦手なんだ、だから話しづらいだけだから｣
水越｢なんでその子のこと庇うのよ！｣
A｢……くだんない、恋人同士の喧嘩したいならよそでやってよ｣
蓮｢ごめん｣
水越｢あんた、調子乗んないで！｣

こっちに近づいてくる女子

そして私の胸ぐらを掴んだ


.


.


.


あー、汚い

今、女子に触れられてる

そう考えるだけで頭が痛くなった

蓮｢やめろって！涼音！｣

蓮くんに抑えられる先輩

襟元を直してると賢くんに背中をさすられた

賢｢大丈夫か？｣
A｢……大丈夫｣
隼人｢そんな争いやってるだけ時間の無駄だ、A、さっきの続き、話せよ｣

お兄ちゃんが話を変えてくれて落ち着いたのかわかんないけど戻ってった先輩

よかった、面倒事にならなくて

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