首領補佐ちゃんは出会った

44話〜過去〜 ページ6

痛いー

『痛いっ、痛ぃょ…

どうしてこんなことするの…？








お母さん』

母｢うっさい！

大体、あんたも琴羽も、その変なもん持ってるから…!!!｣

『な…んで』

ｶﾞｼｯ
琴｢ゔっ…ぐるじい…よ…｣

『琴羽!!』

母を殴り飛ばした

母｢がっ！！

クソ…

くそくそくそくそくそくそくそくそくそ!!

あんた達みたいなバケモン、産まなきゃよかった！

こんな生意気な使えない餓鬼なんて…！

死ね！｣

母は包丁を私達に向けてきた

琴｢『ひっ!!!』｣

だが、痛みが来ると思って目をつぶっても、痛みが全く来ない

恐る恐る目を開ける

『お母……さん？』

目の前は真っ赤っか

お母さんは倒れていて喋らない

琴｢うぅぇ…｣

きつい鉄の匂い

すぐに血と分かると吐き気が一気に襲ってくる

｢ご無事ですか…｣

聞こえた

母でも琴羽でも、知っている声じゃなかった

『貴方は、だあれ？』

｢私は胡蝶と申します

失礼ながら、ご主人の母親は、私の手によって殺させていただきました

ご主人の命が優先なので…｣

『ありがとう…

貴方は優しいのね、こちょー』

琴｢こちょー！おっきい！｣

胡蝶｢さて、もうすぐ警察が来るでしょう

直ちに逃げましょう｣

『どこに行くの？』

胡蝶｢とりあえずこの場からです｣

琴｢にげるの？｣

『そうみたい』

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