執事と左大臣のお気に入りは国王の妹さんと幼馴染。完結 (ページ4)

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姫様の悩み事２ページ4

目が覚めて上を見ると
フジさんの肩に紫の蝶が止まっていた

愛菜「可愛い」
フジ「あ、起きたんだ」
愛菜「フジさん、ちょうちょ」
フジ「え？何処？」
愛菜「フジさんには見えない所にいる」

残念そうな顔をしてるから見せる

愛菜「ほら」
フジ「紫だね」
愛菜「この国って不思議だよね」
フジ「そう？」
愛菜「いろんな色の蝶がいて綺麗だな」
フジ「あ。」
愛菜「？」
フジ「蝶が来たよ」
愛菜「何処？」
フジ「見せてあげる」

蝶を捕まえて見せてくれる

愛菜「黒色だ」
フジ「何か凄いね」
愛菜「私は好きだけどな」
フジ「暗い色同士だね」
愛菜「うん」

笑うと笑ってくれる

愛菜「あ、逃げちゃった」
フジ「また、来るよ」

飛んで行く２ひきの蝶を見ている

愛菜「フジさん、フジさん」
フジ「何？」
愛菜「生まれ変わってもまた出会えたらいいですね」
フジ「そうだね、次はお城じゃなくて家で」
愛菜「そうだね」

放送が響く

キヨ「フジ帰って来い！！」
フジ「呼ばれたな」
愛菜「来たのかな？」
フジ「えー」
愛菜「嫌そうな顔するんだね」
フジ「俺だって人だからね」

手を繋ぎ城の中に戻ると

？「フジさーん！！」

嬉しそうにこっちに来る

愛菜「頑張って」
フジ「愛菜ちゃん、見捨てないで？！」
愛菜「ごめんねフジさん、大好き」

急いでお兄ちゃんの部屋に向かう

ヒラ「フジは？」
愛菜「フジさんごめんね」
ヒラ「置いて来たんだ」

また、扉が開く

優衣可「キヨ君ー！｝
キヨ「どうした？」
優衣可「知らない人が後ろから～」

優衣可が左大臣様に抱き付くと後ろから

？「女の子、待って！」
キヨ「お前かよ」
？「うわーキヨかよ」
キヨ「何の用だよ？」
？「俺はお前じゃなくて後ろにいる女の子に用事だ」
キヨ「お前はあっちに行ってろよ！」
？「はぁ？キヨに用はねぇわ！」

言い合いしている左大臣様と知らない人

ヒラ「とりあえず僕の後ろにいて」

優衣可と後ろに下がると白い透明の壁が出来る

ヒラ「これなら被害がないから」
愛菜「ありがとう」

あっちの声は聞こえずに３人の声しか聞こえない
こっちに気付かない２人いいや

扉が開き入ってくる

こっそり出てフジさんの手を握りこっちに引っ張る

フジ「いてて」
愛菜「ごめんね、フジさん」

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