31話（フジ） ページ31
家に帰って来てコーヒーを飲んでいるとケータイから音がなる
フジ「妃麻里からだ、何かしたのかな？」
コーヒーを机に置いて電話に出る
フジ「もしもし、フジだけど」
妃麻里「フジ、今いい？」
フジ「いいよ、どうしたの？」
妃麻里「フジ、もしもの話しだよ。」
フジ「うん」
妃麻里「フジは２人の女の子から告白されました、１人は昔から仲がいい子
１人は学校で仲良くなった子、でもフジはどちらも恋愛対象として２人とも
好きじゃない、どうする？」
急にもしも話しを聞いて考える
フジ「うーん、断るかな」
妃麻里「両方？」
フジ「うん」
妃麻里「何で？」
何でか…
フジ「好きじゃないのに付き合うのは、俺は嫌だな」
妃麻里「そうなんだ」
フジ「急にどうしたの？」
妃麻里「ちょっとね」
妃麻里に話を聞いて一緒に考える
フジ「両方から告白もらったけど、恋愛対象ではないと」
妃麻里「うん」
フジ「いつから好きじゃ無くなったの？その昔からの子は？」
妃麻里「こっちに引越しする前に消えた」
フジ「もう一人は？」
妃麻里「差が大きすぎて、消えた」
引越し前と差の違いか
フジ「今は２人ともどう思ってるの妃麻里は？」
妃麻里「頼りになるお兄さんだな」
聞いてみようかな？
フジ「ヒラは？」
妃麻里「ヒラは、共感できて共有できるよ。」
フジ「俺は？」
妃麻里「フジはお母さん。」
フジ「何で？」
妃麻里「あのね、心配症で優しく頼りになって私のお母さん。」
フジ「お母さんって、よく言われるけど」
妃麻里「私がフジに言う」
小さい頃は妃麻里とヒラが俺にお母さんって言ってたな
フジ「こーすけは？」
妃麻里「こーちゃんはね、お父さんだな」
フジ「こーすけが？」
妃麻里「うん、フジとこーちゃんの…」
フジ「わかったから、これ以上言わないで」
妃麻里「はーい」
キヨはどうなんだろう？
フジ「キヨは？」
妃麻里「キヨは、お兄さんだな」
フジ「そうなんだ」
妃麻里「小さい頃はさ、キヨに意地悪されてフジの方に逃げて遊んでたな」
フジ「毎回お母さんーって言ってキヨがいじめるって来てたほどだからね」
小さい頃は凄かったからね
フジ「ヒラがダメならこーすけが止めに行ったね」
妃麻里「こーちゃん強かったね」
フジ「だね」
小さい頃の話で盛り上がった
妃麻里「懐かしいな。」
フジ「そうだね」
妃麻里「ありがとう、フジ」
フジ「何もしてないよ」
妃麻里「フジのおかげで少しスッキリした」
フジ「よかった。」
電話を切る
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作者名：愛 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/7389596/
作成日時：2016年3月17日 13時
