首領補佐ちゃんは出会う

30話 ページ36

翌日
《続いてのニュースです

あの野田証券グループの社長、野田幸史さんが

今朝早くに会社の駐車場で何者かに惨殺されているのが発見されました

警察は犯人の行方をおっt》ﾌﾞﾂ

琴｢わー、どこもこの件で持ちきりだ

今日の心愛の顔が楽しみだ

じゃ、行ってきまーす｣

貴方『行ってらっしゃい、気をつけて下さい』

琴｢はーい｣
………
in学校

琴｢いやぁ、どこも今朝のニュースの話題でいっぱいだ｣

A｢花咲さん！｣

琴｢お？｣

あれは、最近心愛の裏切りが発覚して私の味方(下僕)になったAさんではないか！

琴｢お早うAさん｣

A｢今朝のニュース見た？｣

琴｢興味無かったからあんま｣

A｢ええ？

でも、まさか花咲さんの予想が当たるなんて｣

琴｢私も驚き

きっとポートマフィアに裏切り者だって殺されたんだよ

ポートマフィアが犯人だとしたら、警察は一生捕まえられないね

残念残念｣

A｢心愛ちゃんどんな顔してるんだろ｣

琴｢げっそり？

真っ青でも良いかも｣

A｢良いかもって…

あ、教室に着いたよ｣

琴｢おー｣

ｶﾞﾗｶﾞﾗ
琴｢あ、真純だけ？

園子と蘭は？｣

真｢まだだよ

それより、今朝のニュース見た？｣

琴｢もうその話はいいや、聞き飽きた｣

真｢聞き飽きた…？｣

真純視点

今朝、テレビを見て驚いた

《野田証券グループの社長、野田幸史さんが何者かに惨殺されているのが発見されました》

奏音の言ってたことが蘇る

((｢貴方のお父さんが生きてるうちに｣))

まさか、この事を知っていた？

だがしかし、なんでそんな事が…

考えながら教室に着くも、まだ奏音はいないようだ

しばらくしてAさんと奏音が入ってきた

琴｢あ、真純だけ？

園子と蘭は？｣

まだだよと答える

今朝のニュース見たかと聞くと、聞き飽きたと言っていた

聞き飽きた？

そう思い、奏音に近づいたら

……血の匂い？

微かに奏音から血の匂いがする

見たところ外傷はないようだが…

そう顔を少し歪めると奏音が心配そうに話しかけてくる
………
琴羽視点

琴｢真純？

どうしたの？｣

まさかだけど、少量の残った血の匂いに気づかれた？

そんなに敏感？

真｢なんでもないよ｣

真純は苦笑いした

A｢そういえば鈴木さん達遅いね｣

琴｢確かに｣

何かあt｢きゃぁぁぁ！｣

琴｢園子の声？｣

真｢行ってみよう！｣
………
琴｢！｣

園子が変なおねぇさん達に捕まっている

何か叫んでいる

｢もう一度言う！

花咲奏音という奴はいるか！｣

……私？

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