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「え、・・・テテ・・・?」(マサミ)

いきなり泣き出したテテと視線を合わせてしゃがみこんでるヨンベ。

ジウォンも心配そうにテテの顔を覗き込んでいる。

あたしの声に、ジミンも起き上がろうとして、看護師さんに

「ジミンくん、動いちゃダメだよ〜(;´∀`)?」

て、宥められる。

テテのことは気になるけど、今はとりあえず、ジミンの検診終わらせないと・・・。

再び視線をジミンに移す。

小さな口を一生懸命大きく開くジミンを見つめながら、なんて健気なんだ・・・と

ほっこりしてるうちに、ジミンの検診も無事終了。

さて・・・

最後はテテの番だけど・・・。

「どうしたの、テヒョナ・・・。」(ジミン)

グスグスと泣いてるテテを見て、みるみるうちにジミンの目にも涙がたまる。

「・・・ジウォナは、いちばんめにやったから、かっこいいし、さすがだし・・・

 ジミナは、にばんめにやったから、えらいし・・・

 なのに、テテは、さいごっていったから、えらくないし、かっこわるいし、さすがじゃない・・・っ・・・」(テヒョン)

・・・そっか・・・。

確かに、一番目にやるって手をあげたジウォンのことを大袈裟に褒めたヨンベ。

二番目にやるって言ったジミンを、えらいね、って言ったあたし。

まさか、そんな些細な言葉にテテが傷つくなんて・・・。

「そんなことないよ、テテ。」(マサミ)

「そうだよ、テヒョン。

 最初にやるって言ったジウォンはカッコいいし、次にやるって言ったジミンもえらいけど、

 最後だと、一番長くドキドキして待ってないといけないんだから、

 そのドキドキから、ジウォンとジミンを早く解放してあげたテヒョンだってえらいと思うよ?」(ヨンベ)

「そうだよー、三人とも偉いし、かっこいいよー。」(マサミ)

テテをぎゅうって抱きしめると、そんなあたしの背中に抱きついてきたのはジミンで、

更にその後ろからジウォンがジミンを抱きしめる。

「あらあら(⌒-⌒)」

4連の団子状態のあたしたちを見て歯科助手さんが微笑む。

「ヒョーン・・・」(テヒョン)

テテがヨンベに向かって手を差し伸べて、

「はいはい。」(ヨンベ)

て、立ったままで、テテの頭をくしゃくしゃと撫でると目の前のヨンベの腰にぎゅっと抱きついたテテ。

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作者名:正美 | 作成日時:2019年8月29日 21時

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