【ヒロアカ】死ぬまでにやりたい10のこと【男主】 (ページ4)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:1,872 hit

2 ページ4

「……おい、お前起きた方がいいんじゃねえのか」

「すまない母さん、もうちょっと寝かせてくれ………」

誰かが俺を揺さぶる。
俺は夢うつつのまま返事をした。だってまだまだ俺は寝たいんだ。
と、次の瞬間俺の脳天にとんでもない衝撃が走った。

「いってぇ！！！！」

「やっと起きたな」

痛みに跳ね起きた俺の目の前にいたのは、手を振り下ろす形のまま止めているイケメン。こいつ俺にチョップしたな。
髪の毛が紅白に分かれていて、顔半分に火傷の跡があるのが特徴的だ。雄英高校のブレザーを纏っている。

…ん？ブレザー？
てことは、

「あんた、もしかして俺のクラスメイト？」

「そうだ」

やっとクラスメイトに会えたのが嬉しくて、俺はにこにこと笑みを浮かべて言った。

「俺AAって言うんだ、よろしく。まだ他のクラスメイトは来てないんだな、俺最初一人だったからどうしようかと思った」

「俺は、轟焦凍だけど…他のクラスメイトならもう来てたぞ」

「え？でも誰もいないだろ」

辺りを見回しても人はいない。俺がきょとんとして轟に問いかけると、彼は軽くため息を吐いて言った。

「担任が“体操着に着替えてグラウンドに集合しろ”って言ったんだ。全員出てって後は俺たちだけだ。周りがどんだけ騒いでも目ェ覚まさねぇから、俺はお前を起こすように担任から頼まれた」

「じゃあ俺ずっと寝てたのか！あぁ、失敗したな。取り敢えず、ありがとう轟」

「いや、別にいい。俺も早くグラウンドに行きたいから出る」

「分かった」

俺は轟と連れたって歩いた。轟には迷惑を掛けてしまったし、俺はなるべく早足で歩く。

それにしてもスタートで滑ってしまった。クラスメイトはグラウンドにいるらしいから、そこでまた誰かと話せたらいいな。

しかし最初からグラウンドに集合させるって、何するんだろうか。