芸人と同棲したのは… (ページ12)

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希乃「Aおかえりー。川西さんと喋ってたけどなんだったん？まさか…怒られた？」

『違うわ！ご飯誘われたの』

希乃「えへぇー。行くん？」

何その〈えへぇー〉ってきしょいわぁ

『行かないよ。今日ニノと行くし』

希乃「あっ、そうかぁ…でも、Aの事だっから川西さん優先させると思ってたんやけど」

そう言って希乃は片付け始めている

させたかったさ！

『させたかったけど、ニノに悪いし。その後面倒くさい』

希乃「‪笑」

『あぁ！』

私が大声を出すと希乃はビクッと肩が上がった

希乃「なにぃ!?」

『私まだ希乃の彼氏聞いてなかったんだけど』

私がそう言うと希乃はあからさまなため息をついた

希乃「忘れてたと思ったのにぃ〜」

『早く教えて！』

私は出口を塞いだ
希乃が話さない限りここからださないつもりだ

希乃「それよりあんたこれからアメトークやろ急げや！」

『ほわっ！忘れてた』

希乃「忘れんなや」

だってぇ！
気になるじゃん！
そりゃぁ忘れるよ！

希乃「とりあえずLINEするから！な？」

『むぅー！』

希乃「お願いやからそんなむくれんといてや‪ぁ。あはは！」

そう言って希乃は笑い始めた

笑い事じゃ無いからァ！

『全く！今日のところは許してしんぜよう。んふふ』

希乃「なんで笑ってるん」

『いやぁ、ののがしあわせそうだから』

希乃「まぁねぇ！」

希乃「じゃあ、頑張れよ！アメトーク」

そう言って希乃は楽屋から出ていった。

と思ったら

もう一度扉から顔を出した

希乃「相葉くん来たらLINEして」

おぉ、ぶれないっすね姐さん

彼氏出来たんだったら来んなやぁ！

『でも、相葉ちゃんといい感じかなぁっと思ったのにな…』

私はボソッと呟いてアメトークに行く準備をし始めた