かわい子ちゃん：上鳴電気 ページ5
貴「ねね、あの子めっちゃ可愛くない？」
上「うお、まじだ。普通科かな？」
貴「多分ね〜。私もあんな顔になりたいなぁ」
食堂にて、私と上鳴が密かに行ってる遊び(？)それは『かわい子ちゃんみっけ』である。
ただただ学校にいる可愛い女の子を見つけては可愛いと言うだけ。
最初は峰田もメンバーの1人だったが、あいつの思考回路はおかしい。ホントやばい。だからメンバーから外したのだ。
上「…そんなん言ってるけどAも顔、整ってね？」
貴「え？それを言うなら上鳴の方が整ってない？」
上「え、まじ？じゃあお互い整ってるってことにしとく？」
貴「さんせーい！」
こんな平和すぎる話をひたすら出来るのは上鳴ぐらい。なんて言うんだろ。親友？友達以上恋人未満？
とにかく上鳴といると楽しいんだ。
「あ、あの」
声をする方を見ると、そこに居たのはイケメンさんで。確かこの人も普通科の子だ。よく騒がれてるの見るし。
上鳴の友達なのかと思ったが、首を横に振られる。
まぁそうだろう。何せ、そのイケメンさんの視線の先は私だったから。
貴「えっと、私？」
「うん。今日の放課後、ちょっといい？」
貴「あ、はい」
彼は微笑み、「それじゃ！」と言って友達の元へ帰っていった。
上「で、何したの？お前」
貴「全然わかんない。シメられんのかな私。」
いや絶対ねぇよと言い、ケラケラ笑う上鳴。そして私たちは食堂を後にした。
.
驚いた。
まさかと思った。
「ずっと好きでした。俺と付き合って下さい」
嬉しいというよりもただただ驚きが大きかった。
なんで私？どこが？そもそも好きってなんだ？
ギクシャクとした足取りで階段を降りていく。
そこで気づく。
昇降口に見慣れた金髪がいることに。
上「よっ！
で、その顔はやっぱ告白されたか」
彼は笑いながらそう言った。
＿＿next
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 106人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小豆(プロフ) - 初めまして！閲覧ありがとうございます！ペースはだいぶと遅いかもしれませんが頑張らせていただきます！コメントありがとうございました！！ (2020年4月22日 17時) (
レス) id: 8c005d6856 (このIDを非表示/違反報告)
さかな - 初めまして！作品とても面白かったですー！特にかっちゃんのお話が好きでした(^^)これからも頑張ってください！！ (2020年4月22日 13時) (レス) id: 25f79f4620 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：春 | 作成日時：2020年4月21日 21時
