四十四話 エソラゴト その四 ページ8
寧々side
寧々「疲れたぁ…」
プール掃除終わり、私はプールにあるベンチに座ってそう言った。
でも、楽しかったな〜。
すると、
光「先輩どぞ」
と光くんが私にジュースをくれた。
寧々「いいの？ありがとう。」
光「隣いいすか？」
寧々「うん、どうぞ！」
私がそう言うと光くんは
光「さっきの話の続きなんですけど…」
と話し始め…ようとした
それをミツバくんが遮ったのだ
ミツバ「僕のジュースは？」
と。
その後、光くんにジュースを貰ったミツバくんは友達のところに行った。
寧々「仲良しだね」
光「いや…そんなことないっす」
あ、そうだ。急に変な塔が出てきたのよね…そのことも聞いてみよっと。
寧々「ねぇ、光くん…」
私は光くんに塔のことを聞こうとしたその時。違う制服を着ている女の子が見えた。
寧々「あれ、あの子…」
光「どうかしました？」
寧々「あそこの…誰だろう？」
何してるんだろう？…絵を描いてる？
葵「おーい、寧々ちゃん！源くんも！」
と葵が私達の名前を呼ぶ。
そして、私は女の子のことを話した…
葵「それって…シジマさんがでたんじゃない？」
寧々「シジマさん？」
葵「うん、美術室のシジマさん。昔ねとっても絵の上手な女の子がいたの。卒業前に死んじゃったんだけどね。」
寧々「！それが…シジマさん？」
葵「そう…シジマさんは幽霊になった今でも校内で大好きな絵を描き続けてるらしいよ。」
寧々「どうして、死んじゃったの？」
葵「それがね…シジマさんは絵の道に進むのを家族の人に反対されてたんだって…絵が描けるのは卒業まで…だから卒業前に『〇殺』しちゃったんだって…」
そこまで言うと葵の体は…バラバラになってしまった。
寧々「え？」
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作者名：苺大福好きの妖怪神 | 作成日時：2020年3月18日 9時
