花子くんのお姉ちゃん (ページ8)

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六話ミサキ階段その五ページ8

寧々(そうだ。"何も出来ない"からって理由で私達は身体を集めさせられているはず)
寧々「じゃあ電話をかけてきたのは一体誰…？(ﾎﾞｿｯ」
A「へぇ。意外と鋭いんだﾆﾀｧ(ﾎﾞｿｯ」
ネネチャンって意外と鋭いんところがあるみたいだ。ふふっ、面白そうなもの持ってきたね…普は。
光「ここが最深部…なのか？」
花子「だと思うけど…」
寧々(確かにこれまでとなんだか雰囲気が違う、じゃあ…ここに花子くんが言ってた"依代"が…)
朱音「ほぉ～。暗いな…」
光「見ろ！あそこ！」
と言う次男くんの声で私達はそっちの方向を見て声を合わせた
光「誰かいる！」
皆「こ、これは…!!」
そこにいたのは…
光「俺達が集めてきたパーツ…？」
花子「ひでー(棒)」
寧々(コワイ…)
A「ひっどいなぁ(棒)」
その姿は頭はこけし、耳はそこらで拾った3角のもの、右腕は木彫りの腕、左腕はハタキ、胴体は筋肉マッチョのやつにバストついてるし、左足はマネキン、右足は車椅子のパーツ(逆向き)だった。これ、逆に怖いわ。
花子「少年が変な足つけるからぁ」
光「なっ!!テメーが！…」
とあっちで何やら言い合ってるんだけど…男子ってよく分からないわぁ。ほんと。
すると、ネネチャンがぶっ飛んだ発言をしたのである。
寧々「あぁ…バストサイズと左足は完璧なのに…」
花子「ヤシロはこの胸でホントにいいの？なんかこわいよ…。」
A「ネネチャン…┐(´д｀)┌」
そして、突然ﾊﾟﾁｬﾝ、ﾊﾟﾁｬｯ、ﾊﾟﾁｬｯと足音が聞こえてきた。
？「ようやく来たのね」
A(この声…)
一斉にバッと後ろを向く。
A(間違いなくヤコの声！)
振り向くと…そのには、めっちゃ美人の女の人がいましたとさ…あぁ、今日も綺麗だなぁヤコ!!←キレてる
寧々「わぁ…」
光「////」
花子「…」
A「……きれぇ。」
すると、ヤコはスタスタスタとこちらに歩み寄ってきて人形の方に行った。
光「あッあのぉその人形は…」
寧々「ここれでも結構頑張って…」
二番「ギロッ」ズズズ
と禍々しい気を放っていたが次の瞬間
二番「素敵な身体ね！」にこーっ
と満面の笑みを浮かべる。まじか、ヤコちゃん、そんなんでいいのか？
まぁ、そんなことを考えたいたので全然話聞いてなかったけど…気づいたら
人形がギギギッガタガタガタと動き出したのだ。
皆「Σ(っﾟДﾟ；)っﾋｯ」
案の定人形はガッシャーンと音を立て崩れていった。