花子くんのお姉ちゃん (ページ47)

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三十六話夏灯りその六ページ47

Aside
私は何故かナンパされた。
そこで、光さんに会って…助けて貰って。
今は…
あまね「ねえちゃん！これも買って」
A「はいはい！」
あまねと一緒に寧々さんと光さんと私達の夜食を買っていた。
あまね「おねーさん！買ってきたよ！」
A「走ったらコケるよー！あまね！」
と注意する、あまねはもう子供じゃないからなどと言っていた。私から見たらまだまだ子供なんだけどなぁ。
寧々「こんなに譲ってもらっていいのかな？年下の子に…」
A「大丈夫ですよ。私達がしたくてやっているだけなので…ケホッ」
あまね「大丈夫？ねぇちゃん？家帰った方がいいんじゃない？」
と心配そうに言うあまね。
A「ﾆｺｯ大丈夫だよ。あまね。ありがとう。」
と笑顔で私は弟の頭を撫でる。安心したのかもくもくと夜食を食べはじめた。
光「…Aは食べないのか？」
A「!はい。お腹…あんまり空いてなくて…」
と嘘を言った。本当は自分の分を買うお金が無くなっただけ。
光「…これ、飲むか？」
と今まで飲んでいたラムネを私にくれた。…優しいんだなぁ。
A「…ありがとうございます(*´ω`*)」
光「!?////」←
A「？美味しー」
あまね「良かったね！ねえちゃん！」
A「ふふっ、うん！」
そろそろ、花火始まりそう…
あまね「……ねぇ、おねーさん」
と急にあまねはベンチから降りて寧々さんに向き合って言った。
あまね「これ…そんなに欲しい？」
それに寧々さんは立ち上がって嬉しそうに
寧々「え！？欲しい！もしかしてくれるの!?」
あまね「んーおれ…ホントはこれに宇宙飛行士になれるよーにお願いするつもりだったけど」
寧々「宇宙飛行士…」
と寧々さんは暗い顔でそうポツリと呟いた。
光「…宇宙飛行士か。」
と光さんもなんだか、暗い顔だった。
あまね「うん！空の向こうまで行って太陽と月を近くで見るんだ、でも短冊に書いたからって叶うわけじゃないし…」
チラッと寧々さんを見てあまねはこんなことを言ったのだった。
あまね「おねーさんは一緒にご飯食べてくれたし…それにね…」
その途端花火が上がった。
あまね「おねーさんちょっとだけ俺のタイプかも((ﾎﾞｿｯ」←寧々にしか聞こえていない
寧々「！」
あまね「だからあげる！」
そして、あまねは私の手を引いて
あまね「すっげー花火！ねぇ、ねえちゃん
も来てよ！」
A「わぁ、見て見て、光さん寧々さん！綺麗ですよっ！花火！」
あまね「キレー」