織田作の彼女【文スト】

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ﾋﾟﾋﾟｯ


12;00




真夜中を告げる音と共に思い出す




――あんまり、その仕事はするな―――


――――――お願いだ。―――









……ごめん





織田作。




それは、出来ない約束。



この仕事を続けなければ


私じゃなくなってしまう




貴方の隣にいる資格なんて無いのは判ってる






でも何が正しいかは判らない。







それでも。







私は。







ﾊﾟﾘﾝ




硝子の割れる音



「誰だ!!!!!」



私が踏んだのか。





フードを深く被り

狐のお面をつけ

腰にある刀に静かに手を添える。



そしてゆっくりと明るいところへ歩み出る



「!?……おおまえは…」



見ると指示があったとおり人質がいた

怯えきった目をしている。



『……貴方に大切な人はいますか？』

「…なんだよテメェ!!!!!!」




ﾊﾟﾝｯ




はぁ。




『……いきなり銃で撃たないでくださいよ』




そう言いながら手から銃弾を零す

ｶﾗﾝという音が静かに響く


「ひ、ひぃ！！！」

『大切な人がいるのに、こんな酷いことをするんですね。』

「や、こ、殺さないで!!」






ｻﾞｼｭｯ






全てを片付け

人質を解放してやった。





今日の仕事はもう一件。

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