ただ、救いたいだけなのだ[Undartale]

自己紹介と、決意。 ページ4

「僕はアズリエル！よろしくね！」

　アズゴアとトリエルが開いてくれた歓迎パーティー。僕らはそこで、改めて自己紹介と相成った。

　まずアズゴアとトリエルがラブラブしながら互いを紹介しあった。少々暑苦しかったけど、未来ではあんなに冷え切ってしまった二人がラブラブな光景は、見ていてとてもほっこりした。

　次にアズリエルがにっこりと太陽のように笑いながら名前を言う。その無邪気な笑顔に、未来で荒んでしまった精神が浄化される気がする。守りたい、この笑顔。

　「……私はChara。どうか仲良くしよう」

　アズリエルの次はChara。またも見事な愛想笑いだけど、まあ仕方ない。彼女はあまり地上で良い思いをしなかったようだし、初めて見るモンスターに過度に警戒してしまうのは当たり前だろう。愛想笑い出来るだけいい方だ。

　「僕はFriskです！素敵な人達と……じゃなかった、モンスターとCharaちゃんに会えて嬉しいです！」

　最後になった僕は、“表情が分かりにくい”と良く言われる顔を精一杯笑顔にして、心からの言葉を告げた。

　アズリエルもアズゴアもトリエルも、大好きだ。もちろんCharaも。改めて思う。彼等を幸せにしたい。ソウルレスになって何も感じられなくなったり、大切な家族を失わせて別れる事になったり、親友の為に死に、その死を無駄にされたりなんて、絶対にさせない。

　僕がこの世界を、Charaという少女を救うんだ。僕は、そう“決意”したのだった。

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