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それから目まぐるしく時間は過ぎていった
北斗からは無事にOKをもらえて
ファッション審査のペアになってもらえた
今日はその打ち合わせで…
北斗「で、テーマカラーが赤ね…
コンセプトはいつもとちがう私、ね…」
このカラーはくじ引きで決まったもの
コンセプトはみんな共通
赤でいつもとちがう私…
北斗「Aって可愛くて
女の子らしいって感じだしその反対だろ？」
『えっ！？』
さらっと言ったけど北斗って
私のことそんなふうに思ってくれてるの？
北斗「和服とかどう？
それか真っ赤でタイト目なセクシー系のドレス」
『確かにどっちもいつもの私らしくはないね？
よりみんなに見てもらってコンセプトに合うもの…
私、どうせなら和服がいいな
やるならとびっきり艶っぽく』
北斗にも少しはドキッとしてもらいたい
北斗「いいじゃん、じゃあ今から見に行くか」
『えっ、行くってどこに？』
北斗「仲良いスタイリストさんに
紹介してもらうの、貸し衣裳とかもしてるとこ
ほら、行くぞ」
差し出された手に自分の手を重ねれば
北斗は嬉しそうにはにかんで私の手を引き歩き出す
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作者名：あずさ | 作成日時：2019年3月24日 18時
