最強シードは革命の風の双子の姉でした【究極の絆グリフォン】 (ページ43)

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片割れの風 32 颯side ページ43

ごめん。ごめんな、天馬。

(なんか、申し訳なく思うよ……。今すぐ雷門に着きたい)

颯(人格が元に戻ればなぁ)

俺は心の中でため息をつく。
牙山の話が長え。サッカーしてぇんだこちとら。

牙「さぁ、始めるぞ」

よっし！

神「この前のようには行かないぞ！」

白「思い知らせてやる、俺たちの力を」

シ「力が無ければ大切なものも守れないんだ」

そんなの事…ねぇのにな。

(そうだよね……)

居「さあついに始まります！雷門中対ゼロ‼実況はこの私、居郷学がお送ります‼キックオフは雷門からです‼」

うるさ。ちょっと、実況とフィフスの子供ども(ガキども)ちょっと黙れ。

(こらこら！)

そう思っているといつの間にかボールは錦さんの元に渡り、天馬と共に上がっていた。

居「おっと！白竜がボールを奪い取る！」

ボールは取られた。

颯「やれやれ」

俺はため息をつき上がる。

白「颯！」

俺にパスが回る。

(派手にやり過ぎるなよ)

颯「分かってやんよ‼」

FWの剣城と影山が来る。

颯「悪いが、通させてもらう！『疾風ステップ』‼」

そよ風ステップの進化技だぜ！(ドヤァ

居「そして！颯がお馴染み疾風ステップで抜き去る！」

剣「なっ！」

俺はゴールまで一直線。

颯「喰らえ‼『アイストブレイド』！」

一応手加減はしたから、大丈夫な……はず。

居「ゴール！開始して3分！先制点はゼロだー‼」

神「なんてシュートだ……」

俺は痛む心臓を堪えて、三国さんの元に向かう。

俺は三国さんに手を差し伸べた。

これは、周りの全員が驚いただろう。

颯「大丈夫か？」

三「あぁ……」

三国さんが俺の手を掴むと、俺はグイッと引っ張って立ち上がらせた。

颯「無事なら良かった(微笑」

俺はそう言って手を離すと元の立ち位置に戻った。

白「どういうつもりだ、颯」

颯「別にいいだろ？相手を敬うのはマナーとして当然だし」

白「……程々にしろ」

颯「へーい」

神経質な奴。

天(もしかしたら、颯は他のゼロのメンバーとは違うのかも知れない)