八尋寧々の従姉妹は半妖でした 3【地縛少年花子くん】

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光「オレも！オレも自分の本探して来ます！」

貴「私も」

妹「私は寧々といるよ」

寧「赤い本は読んじゃダメだからね！」

私は寧々の言葉を聞き、蝶の後を追った。

寧々side

寧「…私も読もうっと。えーと未来未来…」

ドキ

あるページを見て私はどきりとなる。

寧「赤いページ…？」

妹「この先が未来っていう、目印なんかな？」

その時私は知らなかった。本の端からジワリと赤くなっていることを。

寧「って‼何これ⁉」

そこにあったのは、人生初デート

寧「どういうこと⁉相手は誰⁉どこまで行っ…」

『別れ際「足が太すぎて無理」と告げられ失恋』

2人「「……」」

花子くんのことだけ探そ。

寧「これ…」

『七不思議7番の正体を知る』

光「うわあああ‼」

貴「きゃあああ」

寧「わっ」

妹「今のは、光とお姉ちゃん？」

寧「一体何が…」

すると、私の本も赤く染まっていた。

妹「さっきまで寧て白かったはず。途中で色が変わったのか？」

あと少しで花子くんのことがわかったのに……。

ちょっと見るだけだから……。

『彼の名は』

寧「…これが、花子くんの本当の名前」

私の後ろに巨大な『私』がいた。

そのまま私を食べようと……。

妹「危ねぇっ‼」

間一髪、野々が助けてくれた。

光「先輩こっち‼」

寧「なっ何⁉」

光がやってきていきなり、私と野々の手を取ると走り出した。

光「あの本読んでるうちにいつの間にか赤くなってやがって…んで突然あいつが…オレに似たやつもいて…」

妹「恐らく赤い本っていうのはその人の未来ってことか」

光「とにかく出ましょう‼」

寧「でも、Aが」

スタッ

貴「呼んだ〜？」

Aが突如上から降りて来た。

貴「いや〜私に似たやつ倒すまで結構かかったわ」

すると、『私』がAに向かって手を挙げた。

寧「A‼」

貴「……汚らわしい」

全ー貴『！！！！？？？？』

貴「そのような汚い手で我に触れるな‼」

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