八尋寧々の従姉妹は半妖でした 3【地縛少年花子くん】

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貴方side
花「そんなわけで、仲良く学園のヘーワを守る俺達なんだけど……









どうやら、この中に裏切り者がいるらしい」

私はピクリと反応して、花くんを見る。

もし、そうだとしたら、私は放っておくことはできないだろう。

花「そいつはなんらかの方法でヒトと縁を結び、都合よく改変した怪異の噂を広め…その結果、今この学園では、怪異達の凶暴化が起きている。2番もその犠牲者だ」

2番も、噂の改変で……。

土「縁を持つ怪異の力が強ければ強いほど、流す噂の影響力も強くなる。席番を持たない雑魚怪異ならまだしも、七不思議の噂まで変えられるとしたら……」

ヤ「犯人は、七不思議と縁を持ったヒトくらいでしょうね」

五番の言葉を継ぐように二番が言う。

貴「私と同じような子がいるってこと…？」

光「それって…‼どういうことだ？」

ズルッ

なんだよ。分かんないのかよ。

花「七不思議のうち誰かと、その助手の人間が悪さしてるってコトだよ」

光「つーことはそいつらをブッ倒せばいいんだな‼」

花「まーねー」

合ってるようで合ってなさそうだけど……いっか。

寧「だけど、誰がそんな事を…？」

花「分かんないからカイギ開いてたんだよ。そんで俺、思いついたんだけどねー