episode16.3 ページ10
今日は朝からぷんちゃんとお出かけしていて、
その後一緒にわたしの家に帰宅。
「なんか騒がしない?w」
『…誰か来てるのかな?』
平日のこの時間はママしかいないし、
誰とそんなに盛り上がってるんだろう?
そう思いながらもリビングに顔を出す。
「おかえりー!」
イントネーションは違えど、
同じような高めのテンションで
迎えてくれたのは、
私のママと、ぷんちゃんのママだった。
「え!?!?!?
おかん!?!?!」
何してんねん!!と動揺を隠せないぷんちゃんと、
その隣で固まる私。
なんでも、
私たちが付き合い出す前から、
お泊りの度に連絡をいれてくれていたぷんちゃんママと、
いつも電話をとる私のママは、
随分と仲良くなっていたようで、
確かに学校の行事などで
二人が顔を合わせると楽しそうに話しているのは
知っていたけど…
「あんたらが学校行ってる間、
よく二人で女子会しててん!!w」
そこまでの中だとは知らなんだ…
てゆか、ママ…言ってよ…
まあ、仲がいいのはいいことだと、
私とぷんちゃんも混ざり、
4人で話していると、
先ほどの衝撃の事実が発覚したのだ。
私が通う4年制の大学と、
ぷんちゃんが行く専門は、
意外と近くにあり、
住むアパートの最寄り駅を
同じにして、一緒にアパートを探してきたのだが、
なんとこの母親同士は、
当の私たちになんの相談もなく決めていたのだ。
私たちが、
同棲することを。
「家賃だって、今のお互いの予算で合わせれば、
それなりにいいとこ住めるしー?」
「今の世の中、女の子の1人暮らしは危ないし!!
それにAちゃんはかわいいんやから、あかんで!!」
…いや、私たちはいいんだけどさ…
親がそれでいいのかなって…いや…
「ええやん!w
Aがいいんやったら、
俺は大歓迎やでーw」
こうして私たちの、
同棲生活が始まるのだった。
31人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゴリラ(プロフ) - ご指摘、ありがとうございます。外しました。申し訳ありませんでした。 (2018年8月14日 20時) (レス) id: 92baebc47b (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年8月12日 16時) (レス) id: 484c9d624e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゴリラ | 作成日時:2017年7月11日 1時