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 〜29〜 ページ33

〜時透有一郎side〜

俺は煉獄さんが現れる前に、二人が、、、、
後悔しないように声を掛けようとした。




でも、口を開いた時、運悪く、煉獄さんが
扉を開けて登場した。








告白を促したのは無一郎だから、もう別に良いの
だろうか、、、?









それなのに、弟の表情はどこか暗く、
後悔しているような気がした。









お前は俺と違って優しいから、言い出せないんだよな、、、。









今度も優しさゆえに自分が傷ついている、、、。









ダメだ!!!








ダメだ、無一郎!!!









諦めたらそれで終わりだろ?









それもお前のやり方なのかもしれないが、
無一郎には、後悔して欲しくない。









だから、扉が開いて彼女らが再会を果たした後、
もう一度言おうとした。









でも無一郎は俺の目をしっかり見て、首を振った。









どうしようもないと、言っているように感じた、、、









何でだ、、、?



何でお前ばっかりが、辛い思いをしなければいけないんだ、、、?









ただ、無一郎は幸せになりたいだけなのに、、、









神様はどうして幸せを奪っていくんだよ!!!!!!









なんでなんだよ、くそっ!!









弟が苦しんでいるのにどうしようもないという
焦燥感。








無一郎の対極した思いを思えば胸が痛くなる。









辛いよな、、、、、









俺も、そうだったから分かる、、、、、、









ごめんな、、、無一郎、、、、、、、









せめてと思って、お互いの想いが通じ合って
甘いムードの二人に声を掛ける。


有「楽しそうなところ悪いが、他のところでやってくれないか、、、?」


A『あっ、ごめん!
杏寿郎さん、家行ってもいいですか?』


杏「うむ!そうしよう!
時透少年たち、すまない!邪魔したな!!!」

無「いえ、こちらも何も出さずにすいません。
後、兄さんは今まで彼女一人さえ居なかったから、
嫉妬しているだけですから気にしないでください。」


有「おい、無一郎!!!
事実無根な事言うな!俺だっていたことくらいある!!!」


無「あははっ、ごめんって兄さん♪」









なんか馬鹿にされて少し腹が立ったが、
無一郎が笑ってくれたからそれでいい。




そう思って、この件についてもう口を挟むことはやめようと思った。

 謝罪と 〜30〜→← 〜28〜



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作者名:♪kazune☆彡 | 作成日時:2021年4月30日 12時

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