乱数くんはオトしたい。

きゅう。 ページ10

飴「無理矢理なんかじゃないよー！部外者が首突っ込まないでほしいな。」

一「もー、先生どこ行っちゃうんすかー！ってあれ、そこにいるのはシブヤの皆さん！ちーっす！」

独「おい、一二三！勝手に行くなよ。」

増えた・・・。

『麻天狼・・・！』

一「君はkill dogの唏々ちゃん！！俺マジでファンなんだよ！ちょーヤベェー！」

『おお…ありがと。』

寂「一二三くん！彼女は大丈夫なのかい！？」

一「あっ本当だ！いやー不思議っすねー。毎日カッコいいな〜、会ってみたいな〜って

唏々ちゃんが載ってる雑誌読んでたから慣れたのかな？唏々ちゃん、これ俺の名刺！」

目の前では二人が名刺を渡し握手をした後、写真を撮って流れるように連絡先を交換している。

は、はやい・・・！流石ホスト…

二人の間に割って入るようにして僕もその空間に混じる。

飴「オネーさんオネーさん！僕とも連絡先交換しよう！」

『はいはい、わかったよ。』

飴「やったあ！」

思ってたより早くゲットできたな ♪

独「一二三が・・・重度の女性恐怖症の一二三が、女の人と話せてる・・。信じられん・・・！」

寂「うーん。雑誌なんかで克服できるものなんだろうか。」

オネーさんの手を引いて「オネーさん、寂雷なんかほっといて行こー。」とサッと抜けるが、

寂雷がそれを止めた。

寂「そうだ。唏々さんと言ったかな？私達ちょうど釣りの帰りなんだ。

かなり大量に釣れたし、私達だけじゃ多分食べ切れないから今から一緒にどうかな？

一二三くんのことについても興味深いし。」

何言ってんの(笑)絶対僕と遊ぶほうが魅力的だし。オネーさんも行くわけ…

『いいんですか！？』

うわぁーー。行く気満々だよー！なんか目が輝いてるし！

そんなに！？だって魚だよ！？

オネーさん本気？本当に見知らぬジジイのところに行く気なの！？(←ナンパしようとした人)

帝「ちょっと待てよ！こっちが先に誘ったんだ、納得いかねぇ。」

そうだそうだ！いいぞ帝統もっとやれ！

寂「よかったら君も来るといい。いくらでも食べていいからさ。」

えっ…

帝「本当かー！？あんた良いやつだな！早く行こうぜ！」

幻「貴方にはプライドってものがないんですか・・・？」

寂「それでは飴村君。先に失礼するよ。」

寂雷は僕を見、ふっと口角を上げそのまま立ち去って行った。

幻「乱数…」

飴「あ“あ”あ“あ”ーーーーーーーーーーーーー！！」

幻(ビクッ)

あまりの怒りに思わず僕は発狂した。

じゅう。→←はち。

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