ご。(夢主side) ページ6
『三郎さーん、機嫌直してくださーい。』
「今僕本読んでるんだけど。」
あー、やっちまったかな・・・。
風呂から出た後三郎の部屋へ行って謝っているのだが、ずっとこの調子だ。
『ごめんって。そんなに嫌だったなんて、あたし…』
「嫌じゃない・・・」
『え？』
「だ、だから嫌だったんじゃなくて、その…」
気まずそうに目線を斜め下にやり口元をごにょごにょさせている。
『嫌じゃなかった？』
「そうだって言ってるだろ。」
『本当に・・・？』
「なっ、なんだよさっきから！」
じーっと三郎の目を見つめてもぷいっとそらされてしまう。
嫌じゃないならなんでそんなに怒ってんだよ。
さっきから目を合わせるどころか見もしないし、今日の三郎なんか変だ。
『三郎…』
「もー！上着着ろ！少しは察せよ！」
大きな声でまくしたてられてしまった。
えっと、上着？
今の私の服装は部屋着用の短パンにキャミソール。
『？別におかしなところはないと思うんだけど。』
「う、薄着なんだよ！
見えそう、 だから・・・』
後半になるにつれ小声になる三郎の耳は赤い。
あっ、察し。
てことは、本当に嫌だったんじゃなく、怒ってたんでもなくて、
『照れてる・・・？』
「あーー！！もう忘れろ！恥ずかしい！！！」
『よかったあぁぁ。あたし三郎に嫌われたんかと思ったー。』
「そんなわけないだろ。」
『えへへ。やっとこっち向いた。この野郎大好き！』
「は！？だ、大！？
お前、男にそんな事言ったり、そんな格好で部屋に来たりするのに対してなんかないわけ？」
『なんかって？あたしは三郎も二郎も一郎も初めからみんな好きだぞ。』
三郎(なんだ、大好きってそういう意味か・・・)
「はぁ…心配だ…」
『何が？』
「お前がとっても脳天気な馬鹿ってことにだよ。」
『はあ！？』
「それよりさ・・・一緒に寝てくれるんじゃないの・・・？」
『・・・！そうだな、寝るか！』
その日はとてもよく眠れたが三郎は緊張のあまりゆっくり寝れていなかった事を私は知らない。
「唏々のくせに……。」
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ニコ - 珠羽さん» 応援のお言葉ありがとうございます！kill dogは夢主ちゃんのMCネームです。すいません。寂雷先生と似てるので分かりずらいですよね(^_^;)もし読んでいて違和感があるようでしたら、お手数ですが変換できるようにしておきます！ (2018年12月22日 1時) (
レス) id: 00933cadf7 (このIDを非表示/違反報告)
珠羽(プロフ) - じゃくらいせんせいのMCネームはill-DOCですよ〜!!これからも更新頑張ってください (2018年12月9日 8時) (レス) id: 8d850ee122 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 夢花(仮垢)さん» コメントありがとうございます。すごく嬉しいですwww 今後も頑張ります！ (2018年10月4日 3時) (レス) id: 00933cadf7 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - 最後の独歩くんにおもわず笑ったwwwそりゃ「わ"ーーーーー！」ってなるよなwwwwww独歩くん乙wwwwww (2018年9月27日 16時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニコ | 作成日時：2018年8月8日 1時
