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ht「Aー！カップルは帰るよ。一緒に帰ろ？」
「あら、お邪魔かと思っていましたわ」
緩んだ口元で冗談を返す。
os「いえいえ、とんでもありませんよマドモアゼル。よければ、貴女の帰る場所まで、ご一緒させては頂けませんか？」
「喜んで」
今日は一段とノリがいい。
あぁ、楽しいなぁ。
クラス替えのことも、席替えのことも忘れてしまうくらい。
私は、こうやっている時間が一番好きだ。
ht「じゃーね、大先生」
os「また明日やな」
「では、また明日」
ut「おん、また明日な」
大先生は校舎に戻っていった。
あれ、ってことは戻る予定があったのにわざわざ荷物を持って体育館裏に行ったのか。
ちょっと不思議だ。手ぶらで行けばよかったのに。
ht「ねぇA、なんで帰ってなかったの？」
「二人と一緒に帰りたかったから、かな」
os「なんやそれ、あれか、デレってやつか？」
違う。二人と帰りたかったのは事実だ。でも最初は一人で帰るつもりだった。
本当なら今頃私は家にいるはずだった。
しかし今こうやって二人と帰ることができているのだから、さっきのことは私にとって良いことだったのかもしれない。
告白。
もし、あの女の子の告白の相手が大先生ではなく、他の知らない男だったとしたら、同じように最後まで盗み見をしていたのだろうか。
絶対に受け入れると思ったから。
クズっぷりを見てやろうと思って。
そう思っていたのに、あの男は断った。
しかも今まで誰とも付き合ったことがないなんて。
改めてとんでもないことを聞いてしまったと思う。
『やるって決めたことがある』なんて。
そんなことを考えているような人だと思ってもいなかった。
さっき裏門の前で三人に会うまでは、絶対に二人に話そうと思っていた。
でも、さっきのあの笑い方を見てしまったから。
初めて見た、心からの笑顔。
さっきのことは、内緒にしよう。
「そういえばさ、一緒にゲームするような仲だったんだ？初耳だったんだけど」
ht「あれ、言ったことなかったっけ。パソコンのゲームでたまに遊ぶんだよね」
「知らなかったなぁ〜？」
ht「ごめんごめん。生徒会長いるでしょ？あの人がマンちゃんと中学生からの友達だったらしくてさ、あの人とかと、たまに」
「生徒会長、とかと……？」
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捺(プロフ) - 稚都さん» わあ〜〜！！！！ありがとうございます！！！更新頑張ります！！本当に励みになります！嬉しいなぁ……。好きです(突然) 本当にありがとうございます！楽しんでいただけるよう、どうにかこうにか頑張ります！！ (2019年2月8日 2時) (
レス) id: a7cfb266cf (このIDを非表示/違反報告)
稚都(プロフ) - コメント失礼します、好きです(唐突)(これだけ言いにきた)(帰れ)更新頑張ってください、あの、応援してます、ちっす、はい、(コミュ障) (2019年1月29日 23時) (レス) id: 170c23df6e (このIDを非表示/違反報告)
捺(プロフ) - 或子さん» に”ゃ”ー”ん” ほ、ほんとですか……！！ ありがとうございます、頑張ります……！！！ (2018年9月1日 19時) (レス) id: 0d166b7201 (このIDを非表示/違反報告)
或子 - こんな無名作者を好きだなんて、やっだもう照れるじゃないですかぁ！(きたない)私は成りきって読ませてもらってます…すごくきゅんきゅんしてます…。応援してます！！ (2018年8月29日 20時) (レス) id: 3614360162 (このIDを非表示/違反報告)
捺(プロフ) - 或子さん» コメントありがとうございます……！！ 私はあなた様が好きです(突然) 夢主ちゃんになってみたいです……。こ、これからも楽しみにしてもらえるように頑張ります！本当にありがとうございます！！ (2018年8月29日 13時) (レス) id: 0d166b7201 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥 | 作成日時：2018年8月3日 5時
